2023年は大変お世話になりました。 2023年は1冊の史料集、1本の論文を出すことができました。数は少ないですが、両方とも手前味噌ながら時間と手間をかけた研究成果であり、なんとか世に送り出すことができたことに感慨無量の大晦日です。 研究会としては、なんといっても『大唐名藍記・和漢禅刹次第〔中国部〕』を4月に刊行できました。この本を刊行するまでは死ねない、と本気で思って編集作業をしておりましたので、公開できたときにはとにかくほっとしました。ただ、正直なところまったく売れていません……涙 中国五山制度は日本にも大きな影響を与えましたが、その詳細を示す資料は中国においては現在までに見つかっておらず…