路線バス苦境「アリ地獄」 毎日新聞2024/3/2 09:00(最終更新 3/2 09:00)1731文字 とさでん交通が運行する路線バスと路面電車は高知市民の生活を支える足だ=高知市内で2024年2月19日、前川雅俊撮影 市民の生活を支える「足」が、苦境に陥っている。高知市の中心部と周辺地域を結ぶ路線バスなどを運行する第三セクター「とさでん交通」(高知市)は、路線バス事業の慢性的な赤字と運転手不足に悩まされてきた。運輸業界などで2024年4月から残業時間などの規制が強化され人手不足が深刻化する「2024年問題」がさらに追い打ちをかける。同社は抜本的な路線再編を検討せざるを得ない状況で、10月…