学習院大学教授。元東大総長。21世紀臨調共同代表。 マキァヴェッリの研究からその思想の実践まで、業績は多岐にわたる。 http://www.secj.jp/ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E6%AF%85 http://www.gakushuin.ac.jp/univ/law/introduce/pol/sasaki.html
SNS各所で話題となっていた2050年の世界を読みました。 bookplus.nikkei.com 未来予測系の話はあまり信用してないのと考えても仕方が無いと思っている派なのですが、現在にどのような状態で何が重要と考えられているのか、というまとめをその時々にしておく・理解するということはとても重要だと思っています。 イギリス人のへイミシュマクレイによる現状の理解と未来の考えについて読んでいきましょう。 2050年の世界 見えない未来の考え方 (日本経済新聞出版) 作者:ヘイミシュ・マクレイ 日経BP Amazon 📒 Summary + Notes | まとめノート 経済予測の核 経済予測の核…
(2024/3/4) 『世界の性習俗』 杉岡幸徳 角川新書 2020/4/10 <まえがき> ・世界には、不可解な「性の風習」や「愛の形」が存在します。 ・世界の奇習を見つめることにより、私たちは何者なのかが見えてきます。 <世界の奇妙な愛とセックス> <妻を旅人に貸し出す人々> <アマゾン川で日本の男はモテモテ?> ・日本には、いや世界にも、広くマレビト信仰というものがあり、外部から来た異人が集落に幸福をもたらしてくれる、という考えがありました。特に閉鎖的な村では、必然的に近親婚が多くなり血も濃くなっていくので、外部から新しい血を携えてやって来る男は歓迎されたのでしょう。 <イヌイットの密か…
拙著『本当に役立つ経済学全史』を出版させていただいたテンミニッツTVの講義録シリーズから、この度、第2弾として納富信留先生のプラトンの『ポリテイア(国家)』の解説書が出ましたので、ご紹介させていただきます。 プラトンが語る正義と国家 不朽の名著・『ポリテイア(国家)』読解 (テンミニッツTV講義録 2) | 納富 信留 |本 | 通販 | Amazon かつて20世紀英国の哲学者ホワイトヘッドは、西欧哲学の伝統は「プラトンに対する一連の脚注からなっている」と述べたことがあります*1。実際、西洋哲学を理解するには、その思想に賛成するにせよしないにせよ、プラトンの哲学を知っておくことが前提になりま…
(2022/2/11) 『大江戸奇怪草子』 忘れられた神々 花房孝典 天夢人 2021/6/16 <文明開化> ・江戸時代というと、なにやら遠い昔のような気がしますが、実は、今からおよそ百五十年ほど前の、長い歴史の流れの中では、ほんの昨日のような時代です。また1868年の明治維新によって、一挙に江戸が消滅してしまった訳もありません。続く明治の時代にも、文明開化といえ、市井の生活には、確実に江戸文化の面影が色濃く残っていました。 ・志ん生師は明治23(1890)年の生まれですから、少なくとも明治の中頃までは、東京の夜は闇に覆い尽くされ、その中には、狐や狸に騙されたという、今考えれば、信じられない…
A Foucault Primer Discourse, Power and the Subject Alec McHoul 164p ISBN:0522845770 The Spectacle of History: Speech, Text, and Memory at the Iran-Contra Hearings (Post-Contemporary Interventions) Michael E. Lynch 368p ISBN:0822317389 Representing and Intervening: Introductory Topics in the Philosop…
IN RE: CELLECT事件がCAFCでなされ、パテントファミリー内であっても自明型ダブルパテントが適用される判決がでました。 22-1293.OPINION.8-28-2023_2181381.pdf (uscourts.gov) これに対して、en bancでの審理を求める請求がなされると共に、数々の団体等からen bancの審理を受理するようアミカスブリーフが出ているようです。 ipwatchdog.com まず、en banc請求の理由としては下記が挙げられています。 “Whether the statutory language and legislative history o…
<●●インターネット情報から●●> ウェッブサイト「日本文化の入り口マガジン」から引用しました。 2020.04.09 <信長も!家康も!芭蕉も!ニッポンのBLの歴史は奥が深いぞ!> Aimu Ishimaru 「男色(なんしょく/だんしょく)」という言葉を聞いたことがありますか?いわゆる、「BL」のことです。最近では、LGBTの権利について議論され、性的マイノリティーの問題として取り上げられることも多くなりました。こうみると、最近出てきた概念のように思われますが、実は「男色」は開国前の日本では普通に行われてきたことであり、「マイノリティー」でもなんでもなかったのです! <男色の発展と衰退> …
学ぶとはどういうことか 作者:佐々木 毅 講談社 Amazon あらためてこのタイトルのように「学ぶとはどういうことか」とかいわれると困るんだけど、読んでみると、なーるほどー!♪と思うんだよねー!特に東日本大震災では、いったいワタシたちは何を「学んで」きたのか、ということを考えされられたよねー!♪ 「本書は「学びの塔」である東大の総長を務め、かつ政治思想史の碩学で政治という「歴史の中で人間を動かす学問」を研究と現実とで行ってきた著者が、長年の教育実践をもとに、福沢諭吉、アリストテレス、ヘーゲルやマルクスの知の軌跡に分け入りつつ示す、「勉強」を超えて到達する「学び」の境地。旧来の常識や手本を学び…
『遠野のザシキワラシとオシラサマ』 (佐々木喜善) (宝文館出版) 1988/4 <奥州のザシキワラシの話> <子供の時の記憶> ・私達は、幼少の時分、よく祖父母から炉辺話に、ザシキワラシの事を聞かせられたものである。そのザシキワラシとはどんなものかと言えば、赤顔垂髪(さげがみ)の、およそ5、6歳の子供で、土地の豪家や由緒のある旧家の奥座敷などに出るものだということであった。そのものがおるうちは家の富貴繁昌が続き、もしおらなくなると家運の傾く前兆だとも言われていたという。私達は、初めはその話を只の恐怖を持って聞いていたものであるけれども、齢がやや長けてくると、一般にこの種のものに対していだくよ…
「喉元過ぎれば熱さも忘れる」という言葉があるように、大学入試、医学部定期試験、CBT、OSCE、卒業試験、医師国家試験など、今まで様々な関門を潜り抜け、その度に苦しんできたわけだが、一度それを突破してしまうと途端に興味を失ってしまい、試験や教育制度の問題点などについて考えることをやめてしまうものだ。「勝って官軍」・・・とは違うか? とにかく批判的な視点は、資格試験に受かってしまうと途端に薄れてしまう。既得権益に乗っかっていくので精神的にも対外評価も安定が得られる。しかし、今後も試験自体は毎年毎年続いていくのである。今後の人たち(僕も落ちてるかもしれないし)のために、そういう視点からの意見も薄れ…
『遠野物語拾遺 retold』 柳田國男 × 京極夏彦 角川学芸出版 2014/6/10 (171) この鍛冶屋の権蔵は川狩り巧者であった。夏になると本職の鍛冶仕事にはまるで身が入らなくなる。魚釣りに夢中になってしまうのである。 ある時。 権蔵は山の方の川に岩魚釣りに行った。編籠に一杯釣ったので切り上げ、権蔵は村に向かって山路を戻って来た。 村の入り口を示す塚のある辺りまで来ると、草叢の中に小坊主が立っている。はて誰だろうと思って見ると、小坊主はするすると大きくなって、雲を突く程に背の高い入道になった。権蔵は腰を抜かして家に逃げ帰ったという。 (87) 綾織村砂子沢の多左衛門どんの家には座敷童…
岸田首相「国会も変わらねば」 令和臨調で異例の言及 7/22(土)https://news.yahoo.co.jp/articles/fb0f1ca0fc5dce … 岸田文雄首相は22日、政策提言組織「令和国民会議(令和臨調)」の会合で、「時代は大きく変化している。国会の運び方やありようも変わらなければならない」と述べた。 行政府トップの首相が立法府の在り方に言及するのは異例で、野党から批判が出る可能性もある。 令和臨調の佐々木毅共同代表が、国会は役割を十分に果たしていないと批判したのに答えた。首相は「指摘は謙虚に受け止めなければいけない」と応じた上で、「国会の議論も批判だけではなく、国民に…
こんにちは、ハクです。昨日の首相の動きについてのメモです。ご覧くださいませ。 岸田文雄「首相日録」情報 (2023.06.28) 08:55 公邸発。 08:59 東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の宴会場「芙蓉の間」で東南アジア諸国連合(ASEAN)・先進7カ国(G7)法相特別対話開会式に出席し、あいさつ。 www.kantei.go.jp 09:12 同ホテル発。 09:19 官邸着。 09:28-49 西村康稔経済産業相、岡田直樹万博相、清水真人国土交通政務官、栗生俊一官房副長官、森昌文首相補佐官、飯田祐二経産事務次官、国交省の和田信貴事務次官、塩見英之不動産・建設経済局…
通常国会の閉会に当たり、衆院議院運営委員会は「速やかな質問通告に努めるとともに、デジタルツールを利用した質問通告の推進に努める」ことを申し合わせた。この申し合わせの背景には、議員による質問の事前通告がかつての申し合わせ通りに実行されず、官僚の深夜残業の常態化を招いている現実がある。 それは霞が関を「ブラック職場」と見る傾向を助長し、若い官僚たちの早期離職やキャリア官僚の登竜門である国家公務員総合職試験の志願者減につなかっている。ちなみに東大出身者についてみる と、合格者はこの10年ほどで半減した。そして採用10年未満での退職者数は高止まりしている。 かつて公務員は「結構なご身分」と見られていた…