翻訳家(英語)。 1949年、生まれ。2011年8月20日、死去。62歳だった。 神奈川県出身。 ビジネス書、経済書を手掛ける。
翻訳とは何か: 職業としての翻訳
英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める (ちくま新書)
アラン・グリーンスパン『波乱の時代』 アダム・スミス『国富論』 ジョン・スチュワート・ミル『自由論』 など
教育系の本で有名なマインドセットを読みました。 www.youtube.com ビル・ゲイツのブログでも紹介されており、日本語版ではビル・ゲイツのコメントが帯に使われています。 www.gatesnotes.com The greatest virtue of the book is that you can’t help but ask yourself things like, “Which areas have I always looked at through a fixed-mindset lens?” and “In what ways am I sending the wron…
昨年末シンガポールを訪問したのですが、地下鉄やバスがすべてVISAのタッチ決済で済むためにとても便利でした。聞く所によると韓国でも同様になっております。一方で日本といえばSUICAなどの決済でドメスティック対応をしている形であり、海外からの来日者がシンガポールほど手軽ではない状態になっています。 他国でクレジットカードベースで決済ができる所が多く、最近では中国でもWechatとクレジットカードが連携できるために便利になりました。香港に行った時には日本と同形式でSUICAのようなシステムにクレジットカードから充填してApple Payで支払う形です。 決済方法の違いについてなにかシステム的な違い…
書誌情報:PHP研究所,189頁,本体価格1,500円,2023年10月5日発売図解 すごい立地戦略作者:榎本 篤史,植井 陽大PHP研究所Amazon - 立地調査や店舗開発のコンサルティングを手がけるプロの出店戦略を,立地要因(顧客誘導施設,認知性,動線,建物構造,アプローチ)と商圏要因(マーケット規模,商圏の質,ポイント規模,自社競合,他社競合)から分析していた。顧客心理,コンビニ,飲食の具体例や東京との違い,出店戦略の実践もおもしろく読める。 店舗ビジネスの創意工夫が網羅されており,一消費者にすぎない評者にも合点がいった。「「歩道幅」「補足」「通行人の様子」」(89ページ)の「補足」は…
分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり アダム・スミスと分業 分業と大量生産 分業と機械と資本家階級 気になったら読んで欲しい本 【アダム・スミス『国富論』】 【ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』】 分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり エートスによって近代資本主義が立ち上げられたとするならば、一度成立した資本主義にはエートスは必要ないのでしょうか。私にはわかりません。私の記憶ではウェーバーはそんなこと書いてなかった気がします。というのもウェーバーの目的は近代資本主義の成立条件であって、成立後の資本主義の運動ではないからですね…
私が担当している留学生の通訳翻訳クラスには「英日班」と「中日班」の学生がいます。つまり英語・日本語間の通訳や翻訳を勉強している人たちと、中国語・日本語間のそれを勉強している人たち。みなさん、通訳や翻訳に興味があるのに加えて、言語を活かして日本の企業や日本と関連のある企業に就職したいという希望を持っています。低い生産性・収益性にジェンダーギャップ、年功序列に形式主義、あいもかわらぬ一斉横並びの就活にリクルートスーツ……ネガティブな評価の視線が注がれているのになかなか改善できない日本企業ではありますが、それでも日本で就職したいと思ってくださる留学生のみなさんがいるのは、本当にありがたいことだと思い…
アフィリエイト広告を利用しています。 読書の記録215 ◎「経済古典は役に立つ」 竹中平蔵著 (光文社新書) 読みました。 気になったところ 目次から はじめに 経済古典は問題解決のスキル 本書で紹介された 経済古典の翻訳書アダム・スミス「国富論ーー国の豊かさの本質と原因についての研究(上・下)」山岡洋一訳、日本経済新聞出版社出版局、2007年 R・マルサス「人口の原理」高野岩三郎・大内兵衛訳、岩波文庫、1935年 D・リカードゥ「経済学および課税の原理」羽鳥卓也・吉澤芳樹訳、岩波文庫、1987年 K・マルクス著、F・エンゲルス編「資本論」向坂逸郎訳、岩波文庫、1969年 J・M・ケインズ「雇…
こんにちは、株もっちーです。 火曜日は、節約ネタの日です。 自分以外の家族が泊まりで出かけた 頼まれていた家事をこなしても、時間が有り余る感覚 時間を自由に使える感覚、これは素晴らしいね まとめ 「週4時間」だけ働く。 週15時間働くについての提言|ケインズ 説得論集, ジョン・メイナード・ケインズ (著), 山岡 洋一 (翻訳) ランキング・宣伝など 自分以外の家族が泊まりで出かけた 2泊3日で妻側の親戚の家へ。 色々事情がありそうなので、私は遠慮しておきました。 というわけで、1日目と3日目は、空港へ送迎という用事があったのですが、中日の2日目は完全にフリー。 これは、子供が生まれて初めて…
最近気づいたこと。 いつも本文の内容とは全く異なる「まくら」を書いてから感想を書くのですが、この「まくら」の部分が他のポストと関連していると思われることがあるようです。ウーム。 前回高校野球の本を読んだのですが、関連したポストとしてサミュエル・ハンチントンの本の感想が上がっていたんですね。案の定、ハンチントン氏の感想の「まくら」に、息子の高校野球のことがギャーギャー書いてありました。すみません。 今日も懲りずに、日常のことを「まくら」として綴ります。 今日は脳のCTの話をしましょうか。久々にCTをとってきたんです。CT撮るときって、造影剤を注射するのですが、造影剤を入れると一瞬で体がカッと火照…
金融業界で業務に携わっているので、その業界のかたの回顧録は役に立とうと考え、ずっと積読しておりました。 実は一度トライはしたのですが、マジで長い!そのため一か月かけても上巻の途中までしか行かず、忙しくなったりなんだリで挫折。今回は気を取り直して一から再読しました。 でも自信がないので、まずは上巻だけでも記録を残しておこうというものです。 概要 第13代FRB議長の回顧録。足掛け19年ものあいだ、FRB議長として国の金利や財政などの経済回りの政策をリード。政治の世界とも付き合ってきた氏によるメモワール。 どんな本? グリーンスパン氏。私の印象にあるのはリーマンショックの陰の立役者(ショック前の低…
アダム・スミスの「国富論」って? 8月3日付けの朝日新聞朝刊の「明日へのLesson」に掲載されていたアダム・スミスの「国富論」の記事を読んで、アダム・スミスの考え方に共感しました。 *和歌山:三段壁洞窟 退職してから、今までと違うことをしたり、違う世界に触れたりして、世の中にとって経済がとても大事だと感じるようになりました。もっと経済を深く学んでおけばよかったのにと。 高校生の時、大学でどんなことを学びたいか考えた時に、一番最初に除外したのが経済学部でした。何故ならば自分が会社に入って事務をする未来は想像したくなかったし、経済なんてあまり役に立たないと思っていたからです。 *和歌山:千畳敷 …
今日7月17日はアダム・スミスの命日で,没後233年にあたる(1723.6.5-1790.7.17)。ちなみに,本年はアダム・スミス生誕300年の年であり,誕生月(6月5日は受洗の月日で実際の誕生日は不明とされている。ケインズの誕生日も6月5日である。)の6月にはスコットランドのカーコーディやエディンバラではさまざまなイベントが開催された。 日本のいくつかの大学ではアダム・スミス生誕300年記念の展示会などが企画された。 -関連エントリー--アダム・スミス没後232年→https://akamac.hatenablog.com/entry/2022/07/17/143549--会津のふたつの酒…
ドッグフーディング 追記 (2023/7/11) ドッグフーディングという言葉について作者と同じ使い方をする人がいる一方で、違う使い方もあるとのことでした。(細かい説明はtwitter紹介のあとに記載してます) 『闘うプログラマー』という本があって、そこでは、DECからきたカトラーさんが、DECのOSのノウハウをもとに、Windows NTをつくるまでが描かれているのですが、その中で、作りかけのOS(WinNT)を使ってWinNTの開発を進めることをドッグフィーディングって言っています。https://t.co/7Ap9ERTo1o — あきやま🪴 (@akiyama924) 2023年7月9…
ChatGPTの登場によって、そもそも「翻訳者の仕事は何か?」の定義さえ曖昧になっている今の時代に、まだ翻訳者でない人たちに向かって「あなたも実務翻訳者になれる」とか「フリーランスの翻訳者を目指そう」といった誘いをかけるのは無責任だ。 思い出すのは10数年前(今調べたら2010年だと思います)、『翻訳通信100号』記念講演会でに故山岡洋一さんが、翻訳者ばかりでなく出版関係者も大勢ひしめいていた会場で 「(出版)翻訳を志望する皆さんの中で今仕事をお持ちの方は、仕事を辞めようとのお考えをお捨てください」とおっしゃったのを思い出す。 当時僕はすでに数冊の翻訳出版を経験済みで、それがいかに儲からないか…
WTTコンテンダー・ザグレブ(2023年6月26日〜7月2日)で,女子シングルスで平野美宇が世界ランキング1位で,世界チャンピオンの孫穎莎(SUN Yingsha)に,4-3 (4-11, 11-9, 6-11, 11-7, 7-11, 14-12, 6-11) で勝ち,国際大会4勝目をあげた。バック強打で攻める孫にたいし,回転の多いフォアドライブで緩急をつけた攻めが功を奏した。第6ゲームを 10-7 とリードしながら追いつかれ,一度はマッチポイントを握られながらしのいで 14-12 でとったのが勝敗の分かれ目だった。 平野は,準々決勝の劉瑋珊(LIU Weishan),準決勝の蒯曼(KUAI…
ネットの世界は広大だわ・・・確か、押井守攻殻機動隊の最後に草薙素子がつぶやいた言葉だ。そう、ネットの世界は広大だ。だからその世界を自由に闊歩したいじゃないか。監視社会ではなく、自由なネットの世界で自由に何かやってみたいとは思わないか。 広大なネットの世界を自由に闊歩したいじゃないか そういう思いがある一方、最近のテック企業への規制、サイバー空間での利害の衝突が拡大し、自由なネットの世界がどこかへいってしまうのではないかと思わざるを得ない状況。その状況に加え、自由主義の負の側面としてショック・ドクトリンなるものを意識せざるを得なくなった。 mnoguti.hatenablog.com ネットの世…