現在、北千住の「東京芸術センターのブルースタジオ」で、小栗康平監督の映画5作品を1作品づつ2週間サイクルで上映されている。 その情報を教えてくれたのは、8年前に小栗監督の映画『FUJITA』で照明を担当した友人のツカヤマさん。 この情報を知ったのは、ツカヤマさんとも暫く連絡を取ってなかったものでコンタクトが延び延びになって、上映二作目の『伽耶子のために』が終わる2日前で、残念ながらその後の『死の棘』から鑑賞となった。 現在、上映しているのは『眠る男』。 この映画は、群馬県の温泉の湧く山間の小さな町を舞台に、そこに暮らす人々を静謐な眼差しで描いた人間ドラマなのだが、前回観賞した『死の棘』同様、い…