おそらく甲府盆地の地名で全国的知名度を誇るのが勝沼だと思うのですが、その勝沼の隣町が塩山です。その塩山に恵林寺という寺があり、武田家の菩提寺です。死んだ父に連れられて恵林寺のそばは何回も通っていて、でも一度たりとて山門をくぐったことはありません。ただ武田家が滅亡するあたりの織田徳川の甲州征伐の際に焼き討ちにあったことは教えてもらってます。火勢が拡大する中で当時の僧が 「心頭滅却すれば火もまた涼し」 といったとも伝えられてて、それを聞いて子供心に織田や徳川というのはひどいことするなあ、という印象をずっと持っていました。いまでも信長や家康を私は好きではないです。子供の頃の印象というのはなかなか捨て…