番外札所の真念庵は土佐清水市市野瀬にある。 江戸初期に真念法師が四国遍路中三十七番岩本寺〜三十八番金剛福寺、三十八番金剛福寺〜三十九番延光寺の両区間が離れていて難行であることから中間地点のここ市野瀬に地蔵大師堂を建立し、お四国さんの宿として、また打ち戻りの荷物置き場として利用されるようになった。 (現在は無人のため、宿・荷物置き場として利用できません。)
2023年自転車遍路一周について、つらつら書き留めます。 四国内自転車走行 四国内の自転車走行は、2023年10月17日07時57分JR多度津駅前発から、11月06日15時35分多度津駅前着までの、21日間。走行距離は1556.17km( STRAVAによる端数処理あり )。この走行距離には、各寺社境内での歩行距離に、八栗ケーブルカーの登り、太龍寺と雲辺寺のロープウェイ往復、高知県営渡船片道を含むが、横峰寺登山参拝バスの往復は含まない。 21日間かかったけれども、そのうち2日は余計にかかったと言える。 12日目(10月28日)の宿は宇和島市内を予定していたが、広い範囲で宿が取れなかったため四万…
2023年遍路第12日その5&第13日その1、真念庵から国道321号伊豆田トンネルを北に抜けたところから。 遍路第12日(丘陵ステージ) 日付 : 2023年10月28日 真念庵への参拝・納経を終え、国道321号の伊豆田トンネルを南から北に抜けて四万十市に帰ってきた。 国道321号に合流後は、だいたいは昨日のルートの逆走になるが、脇道も使う。四万十川にも戻ってきた。国道321号四万十川国道56号渡川大橋で四万十川を渡る。今回の遍路で4回目の四万十川渡河である。 ここで、一昨日閉店していた自転車屋さんにもう一度寄ってみると、今日は開いていた。空気入れをお借りする。ありがとうございます。 今日の宿…
2023年遍路第12日その4、延光寺(39番)駐車場を出るところから。 遍路第12日(丘陵ステージ) 日付 : 2023年10月28日 延光寺の駐車場の南側から左(東)に出る。道が緩やかに右(南)にカーブしつつ降って、国道56号に突き当たったら左へ。ここからは当初予定していなかったルートで真念庵に向かう。 高知県道21号土佐清水宿毛線との丁字路交差点を右折し、県道少し先の左手にある定食屋さんにアプローチするが、いい時間だけど閉まっている。土曜日だからか? 仕方ないので先の丁字路まで戻ってコンビニで調達。再度県道を南へ走って、まずは中筋川沿いの並木で少し食べる。 その後、県道は山の中、中筋川の谷…
2023年遍路第12日その3、観自在寺(40番)を出て国道56号で高知県に再入したところから。 遍路第12日(丘陵ステージ) 日付 : 2023年10月28日 観自在寺から、愛媛県道297号久良城辺線経由で国道56&320号に移り、高知県に再入した。この辺りは、当初予定の延光寺(39番)→札掛篠山神社ルートの逆走になる。 宿毛トンネル手前で左折して国道から離脱、篠川左岸を走り、高知県道4号宿毛津島線に突き当たって左折、自販機を使った後、松田川右岸の県道を北東に走る。県道353号橋上平田線が合流する少し手前で右折して橋を渡り、その先の県道353号に突き当たって右へ。少し走ると、県道から右に分岐す…
2023年遍路第11日その5&第12日その1、月山神社参拝を終えて国道321号に復帰したところから。 遍路第11日(丘陵ステージ) 日付 : 2023年10月27日 月山神社の参拝を終えて、大月町大浦地区経由で国道321号に復帰して北へ走る。ほぼ海沿いから標高約103mまでゆっくり登って、直線下り坂になると、右手に道の駅大月があるので、立ち寄る。道の駅ではトイレを借りたが、食い物は道路の反対側にある豚丼屋さんで食す。本日2回目の昼食。 その後は、だいたい国道を通り、松田川大橋を渡って北詰の信号交差点から歩道走行に切り替え、右折。その先の右手にあるのが、本日の宿「ホテルアバン宿毛」である。16時…
2023年遍路第10日その4&第11日その1、国道56号土佐佐賀の海に出たところから。 遍路第10日(丘陵ステージ) 日付 : 2023年10月26日 黒潮町は土佐佐賀の街の南で国道56号に再合流した。左手は海。そのまま進み、街から約30m登ると、左手に鹿島自然環境保全地域標識なる説明板がある。高知県鹿島自然環境保全地域標識説明板の向こうに鹿島が見えるが、木が邪魔。高知県鹿島自然環境保全地域標識から鹿島この先国道海側は、土佐西南大規模公園(佐賀地区)である。 土佐西南大規模公園(佐賀地区) 土佐西南大規模公園(佐賀地区)駐車場と鹿島土佐西南大規模公園(佐賀地区)上から鹿島ズーム国道下の駐車場そ…
2023年遍路第4日その13&第5日その1、名西旅館花に着いたところから。 遍路第4日(平坦ステージ) 日付 : 2023年10月20日 大日寺(13番)と一宮神社(元13番)のすぐ近くにある「名西旅館花」に到着して、本日の活動は終了。 本日(第4日)の走行記録 トータル42.44km、移動平均時速14.4km/h、総活動時間9時間01分37秒、これらには境内など歩行部分を含むが、十楽寺(7番)境内は途中から計測。 途中、阿波国分寺(15番)から常楽寺(14番)にかけて、雨がぱらつくこともあったが、雨具を引っ張り出す事は無かった。 ただ、1日で札所12ヶ所と元札所の神社1ヶ所を廻ったので、なん…
最終日。 前回同様食事は6:00なので、5:30に起床する。予報では今日こそ雨が降りそうな感じだったが、今のところ良い天気だ。 下ノ加江から39番延光寺までは2つコースがあり、距離が近い方で言えば先日の真念庵から狼内集落を通る道になる。当初そのつもりだったが、宿の主人が言うには手前の県道21号線を行く方がアップダウンはなく、結果的には早いとのこと。地元の情報は尊重すべきだし、真念庵経由だと打戻りが長いので、ご主人の言に従うことにする。6:40出発。 今日はかなり先まで自動販売機すらないとのことなのでコンビニで水を購入し、しばらく国道をさかのぼった後、川を渡って田んぼの中の道に入る。山から眩しい…
3日目 この宿は朝食が6時と決まっているらしく、朝は5:30に起床。朝は早いが遍路中は早く寝るためか目覚ましが鳴る前に目が覚めてしまう。今日の行程は多少短いのでゆっくり出発しようと思っていたが、他の遍路はすでに出立の準備をしており、自分も遅れてはならじ、と7時には出発してしまった。 下ノ加江川を渡り国道を歩いていく。ほどなく太平洋に面した高台に出るが、今日も天気が良く、相変わらず太平洋は波が豪快だ。飽きることなく海を見ながら歩いていく。 前方にはこれから歩く予定の足摺方面が遠望できる。久百々(くもも)の集落を越えると歩道がなくなり歩きにくくなる。国道だけあって朝早くから結構な交通量で気を使うが…
2日目、6:00起床。窓から海を見ると昨日とはうって変わって穏やかになっている。程なく岬の向こうから太陽が昇ってきて、今日もいい天気だ。6:30朝食、準備して7:00出発というのはいつものパターン。 うってかわって穏やかな太平洋 海沿いに国道を歩いているとほどなく通夜堂があり、そこから大竹まこと似のおじさんに寄っていけと呼ばれる。休むには早いけど・・・と思いながら入っていくと囲炉裏と炭があり、いきなり「火を熾してくれ」と言われた。 お接待を受けるかと思っていたので面食らったが、火を熾すのは得意なのでそこら辺の道具を使って盛大に炭を熾すと、今度は「なかなかやるな」と感心されてしまった。 いろりと…