ちょっとしたお祭り騒ぎになった2年前の時と比べ、別れ際はなんだかあっさりしていた。 プラタマ・アルハン。 2001年生まれ、インドネシア代表の若き俊英サイドバックは、ユース時代から過ごしたPSISスマランを離れ、初の国外挑戦の場を日本に求めた。 2022年にJ2東京ヴェルディに加入すると、自国ヤングスターの新たな船出に色めき立つインドネシア国民が、こぞってヴェルディ関連のSNSをフォロー。クラブ公式インスタグラムのフォロワー数が日本のスポーツチームで1位になり、彼とは関係ないクラブの発信にさえ大量の”Pratama Arhan”のコメントがつくなど、”アルハン効果”はすぐに表れた。 J2ヴェル…