ライトノベル作家。1978年、岩手県生まれ。 「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」で第10回(2008年)えんため大賞小説部門優秀賞を受賞し、同作でファミ通文庫(エンターブレイン)からデビュー。
耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)
耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫)
耳刈ネルリと十一人の一年十一組 (ファミ通文庫)
クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門 (ファミ通文庫)
ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫)
後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール (スーパーダッシュ文庫)
このブログを開設しておきながら、全然本を読んでいなかった。少しでも時間があくと、活字を読むのが辛くなる。しかも今回はグロくて、エロくて、「喪失」の物語だ。途中で断念してしまおうと何度も思った。 けれど、頑張って読むものだ。絶対泣かねーよ、と思ったのに、最後の行を読んだ時、目頭が熱くなって涙がこぼれた。 『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』。私がライトノベルはほとんどと言っていいほど読まない理由は、すごく直接的な表現――それこそグロだエロだと言ったもの――そして思春期の日に置き去りにした、不条理に対抗するための妄想的な熱――を直視するのが辛いからだ。だけれど、この作品を読むと、「ライトノベル…
オールタイムベストって「自分が好きな作品」を選ぶか「客観的に重要な作品」を選ぶかでかなり性質が違ってくると思うんですが、そもそも「自分が好きな作品」なら毎年の個人的ベスト10をまとめればいいだけだし、「客観的に重要な作品」を選ぶならアニメ化リストを見ながら売れてそうな作品を選ぶだけなので、あんまり面白くないんですよね。と思いつつ、まあ何事も経験だし、いったん100作品挙げてみるか、ということでリストアップしてみました。大変でした。いや100作品って中途半端なんですよ。まずパッと思いつく作品を並べてみたら60作品くらいだったんですよ。んで気合を入れて候補をリストアップしたら140作品くらいになっ…
2023年4月刊行作品。発売されて早々にゲットしたのだが、タイトル的にこれは冬に読むべき!と思って10ヵ月寝かせてようやく読んだ。ホントは冬の間に感想をあげたかったのだけど、ボヤボヤしているうちに春になってしまったよ。。。 石川博品の新作が三年振りに登場! 作者の石川博品(いしかわひろし)は1978年生まれのライトノベル作家。第10回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞した、2009年刊行の『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』がデビュー作。 わたし的には初読みの作家さんになる。有名なのはデビュー作のシリーズと『ヴァンパイア・サマータイム』、『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』あた…
Kindleセール【最大30%オフ】KADOKAWA 男子ラノベキャンペーン (3/21まで) 【Kindle最大50%ポイント還元】小学館 小デジ2023年下半期ベスト600 (3/21まで) 今回は「KADOKAWA 男子ラノベキャンペーン」と、こちらはKindleで開催されている「小学館 小デジ2023年下半期ベスト600」の中から対象作品を30作品をセレクトしました。気になる作品があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。 ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛びます。 1.わたし、二番目の彼女でいいから。 (電撃文庫) わたし、二番目の彼女でいいから。(1…
久しぶりに物理・新品で買いたくなった本がでてきたな。というかもう最近は物理で買わないと読めないなというふうにも思ってるのだけど。いやでかいKindle買ったからいけるのか……? 物語がわからなくなったのでネルリをあらためて読んだ。自分がクライマックスだと思っている「僕は誇りを抱く道のりを最初からたどり直さなくてはならない。」から最後まで、それから最初にもどってここまで。ちょうど本の半分で委員会の事件が起きていることと、あとは思っていたより本地民と王国民の対立は根強く何度も描かれていること。カミレの動機がよくわからないこと、レイチの動機もよくわからないこと、農芸隊もけっこう大事な役割を持ってるこ…
ボクは再生数、ボクは死作者:石川 博品KADOKAWAAmazon 年末から今年にかけて。なんかな。非現実ゲーム風小説、今っぽいの。がテーマだったんだと思うけど最終章直前まで葛藤もなく進んでしまっていて、今っぽいのを書いたらこうなるの? 最終章には詩情があったとは思う。
今年の読んだ本は 115冊(漫画雑誌等除く)でした。 なんとか100冊はクリア。 約40冊減(一昨年)→約30冊減(去年)→約10冊減(今年)と減少数は落ちているが……。 今年も新刊情報で似たようなタイトル、似たようなあらすじばかりを見てげんなりすることの多い一年だった。ラノベに限らず出版業界が売れた作品に右に倣えが年々酷くなっていると感じているので、今後も読書量が増えることは無さそうかな。 そんな現状の中、タイトルやあらすじで興味を持たせてくれて実際に面白かった今年の推し作品をいくつかご紹介。 「冬にそむく」石川博品(ガガガ文庫) コロナ禍の世の中を「冬」の寒さと雪に例えて「今」を表現した作…
2023年上半期1月1. 橘公司『デート・ア・ライブ 十香デッドエンド』2. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』3. 橘公司『デート・ア・ライブ2 四糸乃パペット』4. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい2』5. 橘公司『デート・ア・ライブ3 狂三キラー』6. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい3』7. 橘公司『デート・ア・ライブ4 五河シスター』8. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい4』9. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい5』10. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい6』11. 西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。5』12. 三河ごーすと『友達の妹が俺にだ…
今年も例年通り上半期・下半期でおすすめ新作ラノベをファンタジー・青春小説でそれぞれ選びましたが、今回は2023年個人的に刺さった新作ライトノベル30作品をセレクトしてみました。今年はライトノベルを644冊(うち新作272冊)を読んでいて、面白い、すごいと思う作品がたくさん出ていましたが、その中でも自分好みとか個人的に刺さった作品という観点からの30作品です。挙げてみたら60作品くらいありましたが、そこから悩みながら泣く泣く30作品まで削りました(苦笑)気になる作品があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。 ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛びます。 今年はこれ…
今年読んだ本の10選とかそういうの。 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』郁朋社 山野浩一『花と機械とゲシタルト』小鳥遊書房 石川博品『冬にそむく』ガガガ文庫 黒川創『世界を文学でどう描けるか』図書出版みぎわ 八杉将司『LOG-WORLD ログワールド』SFユースティティア 室井光広『おどるでく 猫又伝奇集』中公文庫 市川沙央『ハンチバック』文學界 高原英理『祝福』河出書房新社 ボフミル・フラバル『十一月の嵐』松籟社 佐藤哲也『シンドローム』キノブックス文庫 仕事 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』郁朋社 巨匠とマルガリータ作者:ミハイル・アファナーシエヴィチ ブルガーコフ郁…
来たね。ミステリーが。ライトノベルの潮目を変える激流の時代が ってのが理想なんだよな。でも現実はまだそんな時代来てない。分かってますよ、そんなこと。これが個人的な理想であることも それでも流れが変わる気配は僕だけではなくライトノベルの読者であるならば感じていることだろう。であるならば、叫ばせてもらおう ミステリーの流れがライトノベルに来ていると!!!!! シャーロック+アカデミー Logic.1 犯罪王の孫、名探偵を論破する【電子特典付き】 (MF文庫J) 作者:紙城 境介 KADOKAWA Amazon 増加する凶悪犯罪に対抗し、探偵という職業の必要性が飛躍的に高まった現代。日本で唯一「国家…
須藤佑実『夢の端々』より。 幼いころのことだ。だれかが数分前までいたような、あるいはずっと前に歩み去ったような庭を見たことがある。 そこには見知らぬ――しかし不思議と親しみさえ覚えることができる――人々の息づかいが感じられ、優しい風と緑に包まれ、柔らかな日差しが差し込んでいた。そして不思議と、かつて自分もこの小さな庭を訪れていたような気がしていた。あるいはそれは、自分が思い出せない遠い過去に、物語で訪れた場所であったのかもしれない。 記憶をめぐる小説には、しばしばこうした、しずかな予兆と確信とが横たわっている。むろんそれは大切ななにかとの〈再会〉へと向かっていくことになるのだが、掴み所がないま…
どうも、いつの話かは忘れましたが、私が日々リポスト活動、略してリポ活、をしているとある方からフォロバをもらってうれしかった琴葉です。うれしかった話なのに、いつの話かを忘れてしまっている。これが4か月ぶりの更新の弊害でしょうか。 忙しくしていたら年が終わりかけているので、今回は急いで一年を振り返っていきましょう。コンテンツは9割ラノベ、1割イラストの話でお届けします。 1月 ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークスのKindle版を買ったみたいですね。 シロコ、かわいいなぁと思ってゲームを始めてみたのですが、肝心のゲーム部分が普通につまらなく感じたのでブルアカは一瞬でやめちゃいました。何回か…
【BookWalker】小学館テキスト作品 コイン50%還元フェア(12月18日まで) 今回はbookWalkerで2023年9月30日までに配信された小学館のテキスト作品がコイン50%還元!ということで、12月18日までですが対象作品の中からおすすめ作品30作品をセレクトしてみました。また「負けヒロインが多すぎる!」はアニメ化記念で合わせて5巻までが30%OFFとなっていてとてもお得になっています。 2024年アニメ化「負けヒロインが多すぎる!」最新6巻配信フェア(12/31まで) 気になる作品があったらこの機会に是非読んでみて下さい。 ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalk…
宇崎ちゃんは遊びたい! 11 丈 極主夫道 13 おおのこうすけ 働かないふたり 30 吉田 覚 JKハルは異世界で娼婦になった 7 山田 J太,平鳥 コウ アストロキング 召喚勇者だけど下級認定されたのでメイドハーレムを作ります! 3 GEN,竜庭ケンジ 宇崎ちゃんは遊びたい! If 宇崎家コミックアンソロジー 丈,ドラドラしゃーぷ#編集部 幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ! 5 黒田 高祥,かなりつ,転 やわ男とカタ子 9 長田亜弓 最果てのソルテ 3 水上悟志 真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いで…
【Kindle50%ポイント還元】小学館 ポイント還元キャンペーン (12/14まで) 今回はKindleで小学館の50%ポイント還元キャンペーンが開催されており、BOOK☆WALKERでも1回のお支払い金額1,500円(税込)以上でコイン50%還元!という13周年キャンペーンが開催されています。 【BookWalker】13周年コイン大還元祭)(12月11日09:59まで) そこで今回は対象商品からおすすめ30作品をセレクトしました。わりと最近の本も対象になっているので、気になる本があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。 ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛…