あるひと時 熱中して読んだ本の数々。 それらの本の整理をしながら もう一度 読む事はないだろうと 次から次へと 机の上に積み重なる本。 文化人類学者の川田順造。 アフリカ サバンナのオートボルタ(ブルキナファソ)で 文字を持たない民族を調査した人だ。 私は「文字を持たない」に興味を持った。 太鼓のリズムが 遠くまで様々な事を伝える。 そして サバンナでの生活 歴史 民族の話も 誠実な文で綴られる。 精密 繊細な美しい挿絵は 同行した妻が描いた。 ポール・オースター。 何冊か読んだが スケールの大きな物語で どんどん読み進んだのが「ムーン・パレス」だ。 ニューヨーク マンハッタンの北にある 主人…