最近、しんどい場面を読んだり見たりするのが苦手になってきたように思える。主人公が逆境にぶつかるとか、困難に立ち向かうとかは問題ない。"むき出しの悪意"であったり"理不尽な言いがかり"、"あからさまに足を引っ張ってくる"みたいな存在が苦手だ。 ひたむきに頑張っているだけなのに、「調子に乗るんじゃねえぞ」なんて言いがかりをつけられるとしんどい。そんな理不尽なことで真っ直ぐな存在の主人公の邪魔をしないでくれ…!と願ってしまう。真っ当に成長して、真っ当に困難にぶち当たってほしい。人間の歪な感情や憎しみや理不尽な言動や行動は現実でイヤというほど味わっている……からなのだろうか。それはそれでつらい話だ。 …