1995年7月,創元推理評論賞の関係者によって設立される。 設立に関わったのは笠井潔,巽昌章,戸川安宣,法月綸太郎(以上,同賞の選考委員),濤岡寿子(第1回創元推理評論賞受賞者),千街晶之(第2回創元推理評論賞受賞者),佳多山大地(第1回創元推理評論賞佳作入賞者),田中博(第2回創元推理評論賞受賞者)ら8名による。
2006年7月現在,会員は27名。
amazon:探偵小説研究会
『本格ミステリ・クロニクル300』 探偵小説研究会・編著 原書房 ソフトカバー 2002年9月19日 第1刷 本書は、1987年~2002年に刊行された「本格ミステリ」を300冊網羅したコンプリート・ガイドである。 前半から中盤にかけて紹介されている作品群は、ほぼほぼ読んでいる。しかし後半に差し掛かると、題名だけは知っているが読んでいない作品群に出会う。 この歪な読書体験は、所謂「新本格」と呼ばれる作品群を読み過ぎて、「何を読んでもつまらない症候群」に陥っていた時代と交差する。この間は敢えて「ミステリ」を避けて、「中間小説」や「純文学」「エンターテインメント小説」を読んでいた。 それが何故所謂…
『本格ミステリ・ディケイド 300』 探偵小説研究会・編著 ソフトカバー 原書房 2021年6月20日 第1刷 本書は、2001年~2010年に刊行された「本格ミステリ」を300冊紹介したムック本である。今回も買い逃し、読み逃した「本格ミステリ」がてんこ盛り。 かといって、特に気になる本もなく読み飛ばした感は否めない。 「本格ミステリ」は、どこに向かって行くのか?といった疑問が頭をよぎった。
『本格ミステリ・エターナル300』 探偵小説研究会・編著 ソフトカバー 行舟文化 2023年11月30日 初版第1刷発行 2011年から2021年までに刊行された「本格ミステリ」300冊を紹介したムック本。 殆どが読み逃しているし、購入さえしていない。 ミステリから一時期距離を置いていた時期とちょうど重なっているのかも知れないが、それにしても読み逃しが多過ぎて溜息が出る。 かといって、それ程切実に読みたいと思う作品は殆どなかったのが、唯一の救いだったのは皮肉である。
ネタバレ特になし。
本記事では米澤穂信さんの小説『クドリャフカの順番』を紹介します。 古典部シリーズの三作目である。 クドリャフカの順番 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 クドリャフカの順番 著者:米澤穂信 出版社:KADOKAWA ページ数:400ページ 読了日:2024年1月22日 米澤穂信さんの『クドリャフカの順番』。 古典部シリーズの第三弾である。 『氷菓』のタイトルでアニメ化と漫画化がされている。 あらすじ 神山高校で待望の文化祭『カンヤ祭』がはじまった。 だが、折木奉太郎が所属する古典部では、トラブルが発生していて、 出品する文集『氷菓』を大量に作りすぎてしまった。 そのため…
2024年1月の読書メーター読んだ本の数:42冊読んだページ数:13164ページナイス数:38ナイス https://bookmeter.com/users/73307/summary/monthly/2024/1■或るエジプト十字架の謎読了日:01月02日 著者:柄刀 一https://bookmeter.com/books/13807555 ■名月一夜狂言: 人形佐七捕物帳ミステリ傑作選 (創元推理文庫)読了日:01月03日 著者:横溝 正史https://bookmeter.com/books/21661001 ■室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界 (新潮文庫 し 9…
『2024年版このミステリーがすごい!』 『このミステリーがすごい!』編集部 宝島社 2023年12月19日 第1刷発行 『2024本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会 原書房 2023年12月15日 第1刷
マメに読んでますが積み本がまあ減らないこと。 「恐い食べ物」松原タニシ(二見書房) 初読。前著「恐い間取り3」は事故物件とそれにまつわる人の生死のルポとしてひとつ筋が通っておりズシリと読み応えがありました。そこから毛色が変わって食にまつわる怖い話、不思議な話をあつめた本書。しかしさすがにそのテーマで数を集めるのは苦しかったと思われ、恐怖度はいまひとつ…と思いきや、巻末にて著者は思い切った行動に出ております。怖いかどうかはさておき、タニシは一体どこに向かっているのか。自らの心身を実験台にするのがこの人のオカルトに対する姿勢で今回もそれを貫いていますが、もうこれは最終的にタニシ本人が霊になってしま…
ポスト・ディストピア論:逃げ場なき現実を超える想像力 作者:円堂 都司昭 青土社 Amazon 『ポスト・ディストピア論――逃げ場なき現実を超える想像力』Paradise Lost / Exodus Introduction ディストピアの出入口――『ジョジョ・ラビット』「ヒーローズ」 Chapeter 1. パンデミック/汚染 Pandemic / Pollution 1警告と預言――『ペストの記憶』『ペスト』『復活の日』 確率を生きる デフォーとカミュの隔離観察 疫病と戦争 労働の格差、『首都消失』と地方の浮上 インフォデミックの今昔 不条理にさらされる子ども 言葉の伝染 2穢れとの共生―…
amazon co jpや近くの本で買った本。 2024本格ミステリ・ベスト10 作者:探偵小説研究会 原書房 Amazon おすすめ文庫王国2024 本の雑誌社 Amazon 紙魚の手帖Vol.14 作者:越谷 オサム,西條 奈加,千早 茜,ほか 東京創元社 Amazon 大きな鳥にさらわれないよう (講談社文庫) 作者:川上弘美 講談社 Amazon 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 長い夜の国と最後の舞踏会 3 ~ひとりぼっちの公爵令嬢と真夜中の精霊~ (オーバーラップノベルスf) 作者:桜瀬彩香 オーバーラップ Amazon 禍 作者:小田…
「本格ミステリ・エターナル」(探偵小説研究会,編著) お送りいただきました。ありがとうございます。濃い内容で、ガイドブックとしても貴重。しかし、ガイドブック、書評本、ランキング本で、必ず無視される大倉崇裕という物書きの作品が2作も紹介されていて、この本大丈夫なの? と思ってしまった。
『創元推理(10)』1995・秋号(東京創元社) 第六回鮎川哲也賞の受賞作発表号であり、大賞受賞者である北森鴻と佳作受賞者である佐々木俊介と村瀬継弥の短篇が掲載されています。また、創元推理評論賞の発表もおこなわれており、受賞者の千街晶之と佳作の田中博の評論も掲載されています。 「第六回鮎川哲也賞・第二回創元推理短編賞・第二回創元推理評論賞決定のお知らせ」 鮎川賞は北森鴻と佐々木俊介、短編賞は『推理短編六佳撰』、評論賞は千街晶之と田中博、何という豊作の年だったのでしょう。市川拓司の名前が鮎川賞二次予選のメンバーにあって意外でした。もともとは本格畑の人だったのでしょうか。 大賞受賞者のコメントと、…
122.『非実在探偵小説研究会~Airmys~』26号(エアミステリ研究会) →お題競作「幽霊ミステリ」、ショート・ショート「『超○○』競作」、松井和翠「もっとミステリ通になるためのミステリ百選」、映画レビュー企画「ダリオ・アルジェント vs. ルチオ・フルチ vs. マリオ・バーヴァ」、「極私的飛鳥部勝則全短編レビュー【完全改訂版】」。
88.探偵小説研究会=編著『CRITICA』vol.18(探偵小説研究会) →特集「国内短編ミステリの百年」。
36.『非実在探偵小説研究会~Airmys~』25号(エアミステリ研究会) →お題競作「国名シリーズ」、二〇二二年度エアミス研ミステリランキング、ミニ企画「京極夏彦デビュー三十周年記念 ショート・ショート競作」、【和翠の図書館】第六回「ノンフィクション」、松井和翠=千街晶之 往復書簡~ミステリとノンフィクションの交叉光線~。