温暖化が進む昨今、マンション選びの“常識”にも変化が(写真:イメージマート) 地球温暖化が進み、異常気象が常態化しつつある。 日本には豊かな四季があり、季節の移ろいを感じられたが、昨今は春や秋が極端に短く、暑すぎる夏と温暖化した冬が数か月続く「二季化」現象が起こっている。 その「二季化」は、住宅選びにどんな影響を及ぼすのか。 日本人は昔から南向きの部屋を好んできた。高温多湿という日本特有の気候もあり、風通しや日当たりのいい南向きの家やマンションが多く造られ、実際に価格や不動産評価が高いのは南向きの物件だ。 ところが、住宅評論家の櫻井幸雄さんによると、近年は温暖化の影響で、この“南向き信仰”が崩…