長生き競争!は、黒野伸一の同名の著作を原作とした、東海テレビ開局50周年記念 スペシャルドラマ。
2008年12月26日21:30〜23:22にフジテレビ系列で放送。
2009年度日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組優秀賞を受賞。
「生きるって、一体どういうこと?」
小学校から幼馴染みの76歳の6人。聡、弘、明男、正輝、博夫、規子は、全員リタイアし、暇な上比較的元気なので時折同窓会を開くが、誰が呆けただの、病気で死んだだの、暗い話題ばかり。そんなある日、6人の中で最も明るく健康オタクの明男が「誰が長生きするかを賭けてみないか?」と、自らの残り少ない命にお金を賭けるという提案をして…。さあ、長生き競争の始まりです!
「死」というものを静かに受け入れるのが美徳…と考える人が多い中で、この老人たちの競争は、そんな不謹慎な…と思われることかも知れません。しかし、この老人たちは“人生最後の酔狂だ!”と、この競争を人生最後まで“粋”に生き抜く“糧”としていくのです。
ドラマでは、名優たちが丁々発止を繰り広げながら、彼らが生きてきた道、今なお生きる証を探そうとする姿、淡い恋心、家族の絆などが、泣き笑いの物語として描かれていきます。
そして、「生きること」・「死ぬこと」、人類みんなに等しく与えられたこの課題に、ユーモアと優しさを持って、最期の最期までしっかり生き抜くことで答えようとするその姿から、私たちは、「生きること」の意味を感じることでしょう。
「長生き競争は」、生き抜くことのささやかな喜びや希望を伝える人間ドラマです。