電気通信主任技術者とは、電気通信事業法の規定により、事業用電気通信設備の工事、維持及び運用に関する事項の監督を行う者。
厳密にはこうして選任された人をいう呼称であり、それに必要な資格の名称ではないが、しばしば資格名であるかのように呼ばれることもある。資格者は正しくは「電気通信主任技術者資格者証の交付を受けている者」などのように呼ばれる。この資格も電気通信事業法で定められており、総務省の国家資格である。
資格者は、管轄する事業用電気通信設備を総務省令で定める技術基準に適合するよう、工事・維持及び運用の監督にあたらなければならない。
総務大臣の指定試験機関として、日本データ通信協会が電気通信主任技術者の資格取得に関する国家試験を実施している。
試験は年に2回実施され、受験資格は特にない。