(1940-1945)情報政策を司った役所。内閣総理大臣に属す。官房及び5つの部(総計17課)よりなる大組織として発足し,30名の「情報官」が配属された。情報の一元的管理を目指したが,陸海軍の権限は当初統合できず,それが実現したのは1945年4月。9月27日のマ元帥と昭和天皇の写真を掲載した新聞を発禁にしたことから連合軍覚書により取締り機能が止められ,1945年12月31日に廃止。(参考『国史大辞典』10巻p.497-498)
シアターイーストにてパラドックス定数『諜報員』観劇。自由席の整理番号011と早めだったのでC列へ。GかE列にすればよかったかも。 ドイツの新聞記者として日本に派遣されソ連のためにスパイ活動をしたリヒャルト・ゾルゲ逮捕後、特別高等警察に身柄を拘束された諜報員らの自供をめぐる会話劇。演出おもしろかった。諜報員の一人を演じる小野ゆたかさんが後ろ姿でゾルゲも演じていた(衣裳が変わらないので最初わからなかった)。 シアターイーストの大きさを生かした複数の場所での濃密な会話にずっと集中し引きこまれ、見終わったあと疲労していました。客演の神農さんの声と存在感の大きさがかなり効いてる。 ただ、足りない。作品へ…
新著発売のお知らせ このほど11月1日に新著『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』(講談社) が発売されます。30日以降、全国の書店に並ぶ予定です。定価2,100円 (税別)。 戦前流行歌 (戦後にも最終章で触れていますが)やレコード検閲にご興味がございましたら、ぜひ手にとってご覧くださいませ。 本書の成り立ちとレコード検閲について このテーマは前著『日本 エロ・グロ・ナンセンス』 (講談社, 2016)から派生したものです。調べと執筆で正味7年かかったことになります。あまり実感がありませんが。 大変だったのは禁止レコードのリスト作りでした。底本は内務省が内部向けに発行していた「出版警察報」で…
日本美術報国会創立記事番号:00818年月:1943年05月大政翼賛会文化部では文部省と情報局との協力のもとに全日本美術作家を一丸とする社団法人日本美術報国会を創立し、その創立総会を十八日発起人二百八十余名参集のもとに開いた。横山大観会長に就任と共に各部の部会長、幹事長を次の如く決定した。第一部(日本画)野田九浦、山口蓬春、第二部(油絵)辻永、木村荘八、第三部(彫塑)石井鶴三、加藤顕清、第四部(工芸)高村豊周、山崎覚太郎。この部会長、幹事長は何れも理事となるが、このほか理事には芸術院会員の各部から一名づつが就任した。 登録日: 2014年04月14日 更新日: 2020年12月11日 (更新履…
みなとみらい線元町中華街駅2番出口を右に出てすぐのところにあるDeli&Restaurant Bar Maachin。 Deli&Restaurant Bar Maachin Deli&Restaurant Bar Maachin Lunch Menu いい感じのメニューが掲出されていたので入ってみることにした。6種類のタコスからから2種選べて900円、ドリンク250円は値頃である。 念のためGoogle Mapで検索したら評価4.5。ワーイヤッター!こちら食べログだと3.07なので所謂食べログに冷遇されている店である。 Deli&Restaurant Bar Maachin 内装 居心地の良…
池之端画廊の若奥さんと打ち合わせ後、挨拶に周る。 挨拶に行った先で物凄いものを見せていただき、2人で挙動不審になった。 10月4日からの展示会に貸してくださるとのこと。 わおっ。 http://tubonotubo.world.coocan.jp/syazitu1.html 『写実から空想への軌跡 坪内 正 ― 人と作品 瀧 悌三』 から抜粋 『就職、兵役、シベリア抑留 年譜によると、美校研究科を修了(3月)して半年後の昭和12年(1937)9月、東亜宣伝工作研究所に入所し(15年3月退所)、同14年3月、内閣情報文化部文芸課勤務である。共に国策の線に乗っての情報宣伝の仕事に従事して就職したこ…
「夏の七草」は、 「春の七草」や「秋の七草」のように 古くからあるものではなく、 近年になって選ばれたもので、 複数の種類があります。 『夏の七艸考』 楓園 鈴木重瑊 著 『懸葵 8巻6号』 つくも生 著 『 観賞植物大図鑑 8月巻』 安達潮花 著 勧修寺経雄 撰による短歌 『週報・447/8合併号』 内閣情報局 『植物図絵』 本田正次 著 『学習植物図鑑』理科教育研究委員会編 『私の植物散歩 』 木村陽二郎 著 『雑草の呼び名事典 』 亀田龍吉 著 『夏の七艸考』 楓園 鈴木重瑊 著 (明治37(1904)年) 撫子・瞿麦・常夏 (なでしこ) 沢瀉・面高・野茨菰(おもだか) 夕顔・遍蒲 (ゆ…
「S論文」は重光葵が1954年に発表した政治論文である。後に暴露されて政治問題化し、宮城進軍事件のきっかけの一つとなった。重光葵(1887-1957)
「前衛」6月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。なお、次号で触れるのかもしれません*1が、統一地方選についての言及は特にありません。◆有機フッ素化合物PFAS汚染は国の責任で究明・対策を(山添拓*2) ◆ PFAS(有機フッ素化合物)による汚染と血中濃度測定、毒性研究:沖縄、大阪・摂津、東京・多摩での調査に関わって(小泉昭夫*3) (内容紹介) 新刊紹介:「前衛」2023年2月号 - bogus-simotukareのブログで紹介した ◆地域の宝・多摩の地下水がPFAS…
本書「反戦川柳人 鶴彬の獄死」の中に、短歌界の重鎮である斎藤茂吉と戦前・戦後俳句界に長く君臨した高浜虚子についても触れられていた。 藤沢周平は山形出身である。その藤沢周平が、同郷の斎藤茂吉の戦争責任を厳しく追求していることが書かれていた。藤沢は「高村光太郎と斎藤茂吉」と言う題で山形で講演をしている。その中で藤沢は次のように語っている。「高村光太郎と斎藤茂吉はほぼ同じ時期に生まれている。そして二人は同じような経歴や状況を過ごし、二人とも戦争に協力してきた。光太郎は大政翼賛会の中央協力会議の議員になり、文学報国会の詩部会会長を務めた。そして、戦争を賛美し、国民をそれに駆り立てる詩を書いてきた。戦後…
(上三枚は4月18日参議院会館にて「日本の尊厳と国益を護る会」の「第三回カウンターインテリジェンス分科会」の模様 みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。 今回は4月18日に参議院会館にて「日本の尊厳と国益を護る会」が「第三回 カウンターインテリジェンス分科会」を行い、「スパイ防止法すなわちカウンター インテリジェンス」の制定についての勉強会が開かれたその模様を、青山議員が アップされていますので、それを取り上げます。 動画の内容は スパイを叩き出さないといけない ●カウンターインテリジェンスのカウンターというのは反撃して戦うということ。 ロシア・中国・北朝鮮のスパイたちが日本で勝手なことをしてい…
(2023/4/28) 『20世紀のファウスト 下 』 美しい戦争に飢えた世界権力 鬼塚英昭 成甲書房 2010/3/11 <ケネディ暗殺の謎> ・グロムイコの『回想録』の中にケネディ暗殺の秘密の鍵が記されている。 「実を言うと、米ソ両国が緊密な関係になるのを喜ばない二種類のグループがアメリカ国内にあります。一つはイデオロギー的見地からいつも関係改善に反対する人々で、こうした不満分子はいつの世にもいるものです。もう一つのグループは「ある特定の民族」の人々です。(ユダヤ・ロビーのことを指していた)彼らはいかなる時でもクレムリンがアラブを擁護しており、イスラエルの敵であると疑わない。このグループは…