探偵小説作家(1903年(明治36年)8月23日〜1966年(昭和41年)9月22日) 本名:小松保爾 北海道厚田郡厚田村(現・石狩市)生まれ。 ペンネームは、連作探偵小説『楠田匡介の悪党振り』*1から採られた。 1948年(昭和23年) 密室トリックの短篇「雪」が「探偵新聞」(雄鶏社)の懸賞に一等入選。 1948年(昭和23年) 「探偵小説新人会」を高木彬光、香山滋、山田風太郎、島田一男、岩田賛らと結成。 司法保護司を長年務めていた経験を活かした脱獄トリックが多い。
http://homepage3.nifty.com/DS_page/kusuda/list.htm
*1:「第一話 火傷をした楠田匡介」大下宇陀児、「第二話 笑ふ楠田匡介」水谷準、「第三話 人肉の腸詰」妹尾韶夫(アキ夫)、「第四話 流れ三つ星」角田喜久雄、「第五話 一枚の地図」山本禾太郎、「第六話 唄ふ楠田匡介」延原謙
今日(5日)も近所のはま寿司で昼食。 ゆっくり食べながら「破獄教科書」朗読を聴く。 朗読:楠田匡介「破獄教科書」 www.youtube.com ムショ話は面白いものが多いとおもう。 この小説の結末は「なるほど、そうきたか」 とおもわされるもの。 行くたびにレジで「無料券のたくさん付いたクーポン綴り」をくれる。これで3枚目。 今月は、はま寿司三昧しよう。 夜、映画「刑務所の中」も観た。 やはりムショ物は秀作の確率高いわ。 映画「刑務所の中」 懐かしい映画 www.youtube.com (My Favorite Songs) Diana Krall & Russell Malone Route…
●『九番目の招待客』 O・デイヴィス 国書刊行会 読了。 クリスティー「そして誰もいなくなった」の先駆作であるという情報を事前に知ってしまうと、この先どうなるかの興味がやや減殺される。なるほどこの作品では閉鎖空間に集められた人々が順番に死んでいくわけだね、と予想できてしまうのだ。また、最終的に(伏字)。歴史的意義と、日本語で読めるという意義とで賞玩すべき珍品。二百ページほどしかない戯曲なので、あっという間に読めるし。 ●お願いしていた本が届いた。『殺人音』 楠田匡介 湘南探偵倶楽部『恐怖の薔薇蛙』 島久平 湘南探偵倶楽部 ●先日の三康図書館のイベントで情報を得た。横溝正史の人形佐七もの「三人色…
●『災厄の紳士』 D・M・ディヴァイン 創元推理文庫 読了。 登場人物の造形がしっかりしていて、良くも悪くも個性的。そんな彼らが織り成す日常生活が活き活きと描かれ、ミステリだからサスペンスも孕んで面白く、ぐいぐい読める。たとえば主人公格のサラ・ケイン。父親は世を拗ねて隠遁して、愚痴とわがままばかり。夫は皮肉屋で怠け者で、自分をいらだたせる言葉を言ってくる。妹は悪い男にだまされていたことが分かって神経がぼろぼろ。幼い娘は熱を出す。彼女はそんな家族に振り回されて、心身ともに休まるときがないのであった。 ミステリとしても嬉しい仕上がりで、(伏せ字)という手がかりはなかなかに絶妙である。犯人を絞り込む…