川淵三郎会長の失言 06年のWカップで日本が1勝もできずに敗退すると、ドイツから戻った川淵会長は成田空港近くのホテルで緊急会見を行なった。その会見でジーコの後任となる代表監督の話になり、川淵はイビチャ・オシムの名前を口に出してしまう。 オシムが監督を務めていたジェフ市原とは話し合いの途中で、口を滑らせた川淵は慌てた。だがオシムが後任監督になることはもはや既定路線となり、翌月には予定通りに新監督が発表された。 ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のイビチャ・オシムは、旧ユーゴスラビアの選手として64年の東京五輪に参加。日本代表と対戦して2得点を挙げている。90年のイタリアWカップでは、ストイコビッチ擁す…