一時のブームは去ったとはいえ毎月なにがしかの本が出版されている邪馬台国論。ずっと以前から気になってはいたが今回、氏の著作を読んで、まとめて見て(ようつべの豊の国古代史研究会)、秀逸な邪馬台国論になっているので取り上げたい。 九州に2王朝が並立してたとは著者が初めて提唱したことだ。香春・田川を中心に 神功皇后、神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)、豊の国といい、西側は久留米を中心にして「筑紫国?」、いわゆる「倭の五王」もここを拠点にしてた。古田武彦の場合もそうだがきちんと丁寧に現場を歩けば、地名、神社、地区伝承にその痕跡が残っていることに驚く。こういうのは論証がむずかしいが、とにかく、古事記・日本書…