木の板(木版)に文章や絵を彫って版を作る凸版印刷。活字版と対照するとき整版と呼ぶことがある。版に絵の具や墨汁などを塗り、紙をあてて上から馬楝(ばれん)で摺って制作する。また、中国では、狭く長い刷毛、または櫛形刷毛で摺る。複数の版木を使用したり、一枚の版木を塗り分けたりして多色印刷を行うこともある。紙の片面だけに刷ることが多い。
活版印刷
←今日のランキングは399位でした!わーーーまた300番台に返り咲きました!!!!ありがとうございます! 基地モニタ活動の報告日記3です。今日はしょっぱなからレポートで始まります。 広報館には、古い資料もいっぱい展示してありました。 例えばこんなの 九六式三号無線機二型 大日本帝国軍時代の無線機だそうです。 わたくし、じつは学生時代に無線部に所属していたので、嬉しくなって思わず写真を撮ってしまいました。 「大型爆撃機に搭載されて使用された」っていう説明書きが書いてありましたが…真ん中のでっかいダイヤルが超気になりますッ 「空」「増」「発」って何ーー!? 誰か、詳しい人教えてください。コメントお…
国王から貧民まで 活版印刷は、まさしく「世界を変えた発明」でした。 火薬や羅針盤など、国々の趨勢を決め、歴史を変えた発明品はたくさんあります。しかし、戦場や航海に出ない人々がその威力を味わうことは難しかったでしょう。一方、印刷物は国王から貧民まであらゆる人が手にします。社会のすべての階層に影響を与えて変化をもたらしたという点で、印刷技術は特別です。 活版印刷の特徴は、あらかじめ「文字を刻んだ小さなハンコのようなもの」を大量に作っておく点です。このハンコのようなものを「可動活字」あるいは単に「活字」と呼びます。印刷したい文章に従って、この活字を専用の枠に並べます。この作業を「植字」あるいは「組み…
長らく横道に逸れて尾張統一の過程を論じてきましたが、桶狭間に話を戻しましょう。 今回は、「信長はなぜ桶狭間で今川義元に勝てたのか?」の疑問に対して昔の人々はどう考えていたのか?その推移を追ってみたいと思います。 現在では、「なぜ信長が勝てたのか?」は大きな謎として扱われていますが、実は江戸時代から太平洋戦争後までは「謎」ではありませんでした。 答えは1つしかなかったのです。その答えとは、、、、 今日で言う「迂回奇襲説」です。要は、信長は義元が桶狭間で油断して休憩しているところを少人数で密かに迂回し、背後から本陣を急襲した。と考えられていたのです。 なぜ「迂回奇襲説」が長らく信じられて来たのでし…
⚫︎引用、メモ。桂離宮とその庭園について。エリー・デューリング「脳に反して思考する アルゴリズム空間のパフォーマンス」(『柄沢祐輔 アルゴリズムによるネットワーク型の建築をめざして』所収)。 (以前も、ほぼ同じようなところを引用したことがあるかと思うが、改めて復習として。) 《(…)知覚できる建築の範囲においては視覚的距離については分離を、また動的近接(私たちの境界のある要素が「手の届く範囲内」にあると瞬間的に感じる感覚)については接続を思考することが自然である。もちろん、遠位と近位、視覚的と動的は程度の問題として連続的な言葉と理解することができる。ゲシュタルト心理学によって掘り下げられた知覚…
ユニコーン・ミッションの前に リモートNOVA『シャザールへの護衛旅からサラモニスに帰って来たディートン。翌日、農場でラッタピラーを撃退して、もう一仕事、軽く済ませたわけだ』 真ディートン(土曜日) 技術点6+5=11 体力点12+1=13 運点6+2+1=9 名誉点10→14→17→18 所持金:5サラコイン、29金貨+9枚 技能:綴り呪文、幸運(振り直し・残り1回、運だめし自動成功・残り3回) 所持品:短剣、替えの服、『逆風平原の伝説』の書、街の地図、小アクセサリー、冒険者ギルドの認可状、リーブラの聖印、食料2食、メデューサ草 ロガーンのお告げ:黒ユニコーンを探せ、角は取るな。シュリーカー…
連休だし天気も悪いのでゲームを進めました。 揚州の特産品である香粉・暦・経書は、工場(香粉工場・印刷所)で生産する。 これらの生産には、漕運で入手できる通常の資源だけでなく、工場内でのみ生産可能な原材料が必要。 生産の流れ 工場で出来ること 生産 香粉工場 印刷所 敷地 施設建造 施設:香粉工場 花畑 蜂の巣 施設:印刷所 材料置き場 装幀場 宿舎 画面の見方 (1)宿舎環境 (2)生産値補正 (3)在庫 (4)宿舎レベル 工場のイベント 所感
「記紀原書」の発見は、50年ほど前の事でした。 江戸時代には、『春日山紀』(溥泉、安永9年、1780)が木版印刷で出版もされていました。 ndlsearch.ndl.go.jp 『春日山紀』には、『ホツマツタヱ』や『ミカサフミ』からの引用文が、 原字のヲシテで数多くの文章が掲載されています。 しかしながら、記紀の原書であるとは、溥泉さんもいまだに知るところではなかったのでした。 松本善之助先生が、記紀との比較研究を開始したことにより、 『ホツマツタヱ』などヲシテ文献が『古事記』・『日本書紀』の原書であること、 この新発見が起きたのでした。 (昭和48年1973、の刊行) ですから、50年前から…
来年の大河ドラマは蔦重三郎である。蔦重と愛称される彼は、歌麿や写楽など、この時代のエンターテイナーともいえる戯作者・絵師を生み出した。クリエイターにしてプロデューサーであり、また新しい時代を作り出した町人でもある。ドラマの主演は横浜流星さん、脚本は森下佳子さん。森下さんは「女城主直虎」や「大奥」など多くのテレビドラマの脚本を手掛けているのでご存じの方も多いだろう。他方、流星さんは2月末に配信される映画「パレード」で長澤まさみさんと共演される若手の有望株である。このように書くと、本を読むきっかけになったのは、大河ドラマだと思われてしまいそうだがそうではない。江戸から明治への激動の時代を、なぜ日本…
はじめに 文科省の入試改革を受けて、私立大学の世界史入試問題にどのような変化が生じているかを検証するシリーズ、今回は近畿大学です。 延べ受験者数日本一の近畿大学の世界史はかつてはひたすら客観式の一問一答でしたが、ここ数年は変化が見られます。 今回はぶんぶんが近畿大学の2023年度の入試問題全320問を解答し、合格に必要な心構えを解説します。 2024年度入試直前の更新なので、お急ぎの人は3から読んでください。 問題はこちら。「近パス」に登録必要(無料)。三年×8日分 kindai.jp ちなみに理事長は1月現在こんな感じ。毎日新聞。大学のブランドに影響しないか心配してます。近畿大学教職員組合の…
剣術道場の稽古仲間、田原寛通(たわらひろみち)は備中(びっちゅう)松山藩士である。彼の出身を知った数馬は「備中松山といえば、山田方谷(やまだほうこく)先生ですね!」と言うと、目を輝かせて、「よくご存じですね、北添さん。私、方谷先生の門下生なんです!」と、かなり嬉しそうであった。 山田方谷は幕末の儒家・陽明学者で、越後長岡の河井継之助も学びにやってきている。JR伯備(はくび)線に「方谷」という駅がある。この駅名で、地元と国鉄が争った。国鉄としては、地名が原則で、人名は不可というのである。地元は熱心に国鉄に陳情し、ついに国鉄は負けて、現駅名になったという。そういう経緯を数馬は知っていたので、「山田…
木版印刷は宋の時代に登場しました。 高麗時代、海印寺(ヘインサ)で8万点以上の大蔵経の版木が彫られました。 800年経った今も、お寺の最上層で、外気に触れさせる保存をしています。 日本語のガイドがなく、どこに版木があるのかわからず迷いました。 カフェの方に聞いて、ようやく最上層にあることがわかりました。 大邱(テグ)よりバスで90分。 Google mapに乗りたいバスが出てこないため、かなり焦りました。 ネットにあった通り、チケットは発車3分前に係の人が車で来て売りに来ました。
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 日本人の読書好きは徳川家康から始まった。 ・ ・ ・ 2023年12月10日 MicrosoftStartニュース サライ.jp「漢籍を収集し、活字をつくった「読書家」【徳川家康 逆転の後半生をひもとく】 読書家で鷹狩好き、自ら薬を調合した天下人の知られざる素顔 天下統一後、大御所として過ごした駿府城跡(静岡市)に立つ徳川家康の像。老いてもなお鷹狩で野山を駆けたという。 © SHOGAKUKAN Inc. 読書を好み、書の普及に尽力した家康は、鷹狩を愛し、調薬を手がけるなど、多様な…
「負けるは勝ち」ということわざは何に由来するのだろう。 いろはかるた 「負けるは勝ち」は犬棒カルタから来ていました。 いろはかるたですね。 江戸時代中期に上方で流行したカルタが江戸にも伝わり独自の進化をした。 なので上方カルタと江戸カルタとでは文言が変わります。 上方で「ま」は「待てば甘露の日和あり」です。 京都では「撒かぬ種は生えぬ」。 個人的な考えでは、まず百人一首のような歌カルタが江戸時代に流行したのでしょう。 木版印刷の技術が上がり、大量生産が可能になった。 でも歌カルタのユーザ層は公家階級だろうと思います。 和歌の基礎を嗜む必要があった。 それに対し、上方カルタは商人階級がアレンジし…
2023年シルクロード河西回廊の旅3日目(2023-09-16)の記録です。 この日は鈍行列車で蘭州から西に向かい、武威の街を観光します。 武威は複数の見どころが徒歩圏内に集中しており、街歩きも楽しかったです。 朝食 武威への移動 蘭州駅 乗車 武威駅から市街地への移動 昼食 武威観光 西夏博物館 政治史 社会経済史 文化史 文廟 石碑 扁額 印刷博物館 南城門 夕食と夜の街歩き 涼州市場 南門広場 夜市 参考文献 今回の旅全体のまとめページはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com 前日の旅行記はこちら amber-hist-lang-travel.…
2023年秋の西安から河西回廊の旅で、甘粛省武威の街に2連泊しました。 あまり海外からの観光者が多い街ではないと思うのですが、コンパクトながらも見どころがいくつもあり、街歩きも楽しめる街だったので、個人的にはおすすめです。 この記事には観光地の情報(公式webページへのリンク、開館時間情報、入場料、予約要否など)を書き、実際に行った時の様子や細かい見どころ、感想などは別途旅行記に記載します。 注 : ここに記載するのは筆者が訪れた2023年9月時点での情報です。また、筆者が武威を再訪しない限りは更新の予定はありません。 要約 観光地情報 西夏博物館 武威文廟 武威市五涼文化博物館/南城門楼 雷…