木の板(木版)に文章や絵を彫って版を作る凸版印刷。活字版と対照するとき整版と呼ぶことがある。版に絵の具や墨汁などを塗り、紙をあてて上から馬楝(ばれん)で摺って制作する。また、中国では、狭く長い刷毛、または櫛形刷毛で摺る。複数の版木を使用したり、一枚の版木を塗り分けたりして多色印刷を行うこともある。紙の片面だけに刷ることが多い。
活版印刷
昨日はNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」の第7回が放送されましたね。蔦重がついに吉原細見を作る回でした。※ネタバレあります 【大河べらぼう】第7回「好機到来『籬(まがき)の花』」まとめ - 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 - NHK 【大河べらぼう】べらぼうナビ🔎第7回 - 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 - NHK www.nhk.jp 〇 籬の花 べらぼうナビによると、蔦重版の吉原細見「籬の花」は以前の放送でも紹介されていた愛知県の西尾市岩瀬文庫に所蔵されているそうです。 足を運んで手に取るのは難しそうなので、「一目千本」の時と同じように見れないか探してみ…
大河ドラマ「べらぼう」の三話で見た蔦重が初めて作った本。 その存在は絵師の北尾重政の黄表紙の話を通して改めて認識したところ。 entsunagi705.hatenablog.com 大河ドラマだから見ることができる本を作る工程と出来立ての「一目千本」。今残されているものとどうしても時代が違う。これ、良い意味で。 昔の本作りは彫りの工程が必須で腕が出る。その行程部分をドラマのワンシーンとして入れてくれていたのがうれしい。今まで浮世絵が好きとか刷りや本にする行程に関心があった人でも、景色は少し違って見えたんじゃないだろうか。 #大河べらぼう 第3回、『一目千本』の版画制作のシーンで、#彫師 ・新實…