同人サークル「上海アリス幻樂団」の製作する弾幕シューティングゲーム「東方永夜抄」のExtraボス。
暗き死の輪廻から解き放たれし蓬莱の人の形。老いる事も死ぬ事も無い程度の能力。
蓬莱山輝夜とは殺しあう仲(二人とも殺しても死なないのだが)。上白沢慧音とは友人。
不老不死の身であり年も取らなければ死ぬことも無い。殺しても不死鳥の如く灰からでも復活する。でも痛いものは痛いしお腹もすくらしい。
1300年以上前に貴族の娘として生まれる。しかし望まれた子ではなくその出生は公にはされなかったようだ。ある時彼女の父はある下賎の娘に求婚したのだが、逆に難題を吹っかけられ散々な目にあってしまう。それ以来妹紅はその下賎の娘(蓬莱山輝夜)を復讐のためつけ狙うようになる。
しかしある日輝夜は行方をくらませてしまう。何でも月からの使者が彼女を迎えに来たのだと言う。標的を失った彼女はそれでも諦めることが出来ず、輝夜の養父達に与えられた蓬莱の薬を奪うという嫌がらせを実行に移す。その際に咲耶姫に唆され岩笠を崖から蹴り落として殺害し、蓬莱の薬を服用してしまった。
その薬壷を一舐めすると彼女は年を取ることが出来なくなり、二舐めすると病気になることも無くなった。そして薬を使い切ったころには彼女は死んでも死にきることができず永遠の生を生きる体になった。黒髪から白髪になったのはこの頃である。
永遠の命を得ているがために一所に住むことのできない妹紅はあちらこちらを彷徨いいつしか人ではないもの達が平和に暮らすという幻想郷にたどり着いた。そこで彼女が出会ったのは月に帰ったはずの宿敵・蓬莱山輝夜だった。
以来、二人は互いに殺しあう仲となった。共に死にたどり着けぬ身を持つ彼女達にとって弾幕ごっこは既に忘れてしまった「死」を思い出させる最高の遊戯なのかもしれない。