画家・藤田嗣治。パリを愛した日本人、あなたはフジタを知っていますか?
2015年11月14日公開。日仏合作。KADOKAWA配給。 監督・脚本:小栗康平 出演:オダギリジョー、中谷美紀、アナ・ジラルド、アンジェル・ユモー、マリー・クレメール、加瀬亮、りりィ、岸部一徳
当初探索する予定がない場所だった。 以前も探索したことがあるはずの場所だし。 でも設置されているものに引き込まれ、探索をすることにした。 たぶん以前は気が付かなかったもの。 気が付いていれば、興味があるものなので、探索していたはず。 ということは以前はなかったが、新しく設置されたもの? う~ん、どうだったのかな? 自分の記憶は全くあてにならないので、考えるのはやめよう。 無駄だ。 それより、探索して発見したものを紹介することにしよう。探索日 2024年3月28、30日番町小学校 上半身だけの二宮金次郎像。 上半身だけのものも珍しいが、他のに比べがっちりしているような気がする。二宮金次郎像の近く…
師走の古書展で、大阪市立電気科学館の案内プログラムを見つけた。 「大阪の新名所」と高らかに謳っている、このぼろぼろのプログラムは昭和12年(1937)3月の開業時のものであろうか。 開業時のものかどうかはさておき、真ん中の路線図が「省線」「新京阪電車」「大軌電車」「大鉄電車」となっているから、戦前の印行であることは一目瞭然。この路線図を見るだけで、素晴らしき関西電車をしみじみと実感できる気がして、胸が熱くなる。 大江橋のところにある市章は大阪市役所を示すのだろう。と、ここを見ているうちに、大江橋界隈を歩いているときの胸の高まりを思い出すのだった。 《大江橋》、『近代建築画譜』(近代建築画譜刊行…
大阪府との境にある、京都府大山崎町に来ました。 訪れるのは、昨年の夏以来です。 norajirushi.hatenablog.com 阪急大山崎駅のすぐ北側を通る西国街道から、天王山に向かいます。 古い民家の間を抜け、天王山に向かう小路。 角に、「銭原山寶寺」の石柱があります。 「宝寺」は通称で、正式には宝積寺(ほうしゃくじ)。 奈良時代に行基が建立したことに始まる、古いお寺です。 この石柱では山号が「銭原山」となっていますが、現在は「天王山」を名乗っているようです。 小路を抜け、JR京都線の広い踏切を渡ります。 正面の山が、天王山。 踏切を越えると、天王山登り口。 宝寺は、天王山の中腹にあり…
寒中お見舞い申し上げます。 波乱の幕開けとなりました。能登半島地震という天災に加え、羽田空港衝突事故という人災が起こりました。尊い命が失われたことに深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様が健康を損なわずに日々を過ごされることを、そして、被災地にてご尽力くださっている自衛隊・警察・消防やボランティアの皆様が、無事息災に業務を遂行されることを祈念いたします。 そして、羽田空港衝突事故では、日本航空機に乗客乗務員約380名が乗機しておりましたが、一人も犠牲者をだしませんでした。これは「奇跡」ではなく、日本航空添乗員さんの厳しい訓練の賜物だと考えています。感動を覚えると同時に、感謝の気持ちが絶え…
アメリカの小説家であり詩人であるエリザベス・コーツワースの詩に、藤田嗣治が12枚の猫の絵を描いた本です。 藤田嗣治の猫の絵、ほんと繊細で今にも動きそうです。 そして、深い青のカバーも素敵。 (だけど表紙が繊細すぎて、手に取るのに緊張してしまいます。) わかる詩もあれば、1度読んだだけでは難解な詩もあります。 (私の理解力が足りないだけかもしれないけれど、^-^;) 表紙になっている猫の画は「母と娘」という題の詩につけられたもので、そこには 「それはまさに かつてそんな風に関心の的だった ルブラン夫人とその令嬢のようだ」 とありました。 ん?ルブラン夫人って?と検索してみたら、マリーアントワネッ…
以上、『レジェンド&バタフライ』(2023:大友啓史)より 以上、フジテレビ・月9「ONE DAY 聖夜のから騒ぎ」(2023.10.09~12.18:鈴木雅之、三橋利行、柳沢凌介、片島章三)より きょう1月12日は、中谷美紀(なかたに みき)さんの誕生日です。1976年生まれの48歳になりました。おめでとうございます。東京都東村山市出身。東村山市立東村山第七中学校、東京都立代々木高等学校、目白の赤堀栄養専門学校卒業。スターダストプロモーション所属から現在はジーアールプロモーション(個人事務所)所属。2018年11月26日、ドイツ出身のでビオラ奏者・ティロ・フェヒナーと国際結婚。1年の半分はオ…
春秋の あかぬわかれも ありしかど 年の暮れこそ なほまさりけり 藤原兼実 春は春で、秋は秋で、なにやら満ち足りない気持ちで別れを惜しんだものですが、年の暮れこそが、どの季節が過ぎ去るときよりも、「飽かぬ別れ」をこれほどまでに感じ入ることはないものです…と、藤原兼実は詠う。 何か特別なことがあるわけではありませんが、歳暮(としのくれ)ばかりは、他の月とは全く違うほどに重みがあり、惜しむ思いが募るものです。暦が太陽の軌道を基にするのであれば、一陽来復の観念からも「冬至」を歳暮とすればよかったのではないかと思うもの。しかし、古代賢人は、陽射しの恩恵が一番短い、玄冬(げんとう/玄には黒という意味があ…
以上、『百年の時計』(2013:金子修介)より きょう11月27日は、小林トシ江(こばやし としえ)さんの誕生日です。1942年生まれの81歳になりました。おめでとうございます。東京市芝区白金台町(現・東京都港区)生まれ。1961年に神田女学園高等学校卒業。会社員生活を3年間経験した後、1964年に東宝芸能学校入学、1966年に劇団俳優小劇場に入る。『私が棄てた女』(日活1969:浦山桐郎)で映画初出演。現在はI・T企画所属。 小林トシ江さんの映画出演作は、 1969.09.03『私が棄てた女』(1969:浦山桐郎)、 1975.02.15『青春の門』(1975:浦山桐郎)、 1977.11.…
没後55年 藤田嗣治展 FOUJITA in Paris & Villiers-le-Bacle 「実る柿」安井曽太郎 撮影禁止の表示のない作品は撮影が可能ということで、可能な作品のみを撮る。 「パリの街角」佐伯祐三 「村娘之図」岸田劉生 日本三大稲荷の一つ笠間稲荷神社の「菊まつり」。 これは1906年が始まりというから、長い歴史がある。 大鳥居をくぐると「アンブレラスカイ」が頭上に広がる。 かさま歴史交流館・井筒屋を飾る見事な菊 立ち菊、懸崖菊、千輪咲き、古典菊、盆栽菊……。 菊まつりは、11月26日まで。 (おわり)
没後55年 藤田嗣治展 FOUJITA in Paris & Villiers-le-Bacle 「具象彫刻界を代表する作家のいずれも代表作品といえる秀作19体の競演」とのこと。 傾斜地の向こうには山も見える。 「原の城」 舟越保武 「冬の像」 本郷 新 企画展入口のパネル 展示は、女性や猫などをモチーフとし、フランスで活躍した画家藤田嗣治の作品63点。 写真は、藤田嗣治(中央)と長谷川仁・林子夫妻(日動画廊・笠間日動美術館創設者)。 企画展内はほとんど撮影禁止で、この場所は許可があった。 企画展のチケット 「横たわる猫」 藤田 嗣治 (つづく)
没後55年 藤田嗣治展 FOUJITA in Paris & Villiers-le-Bacle 2023年9月30日(土)-12月17日(日) 笠間日動美術館入口。 こちらは日本館とフランス館側の入口になる。 左が笠間日動美術館。 右は青色と白色の映える家。 「春」 舟越保武 野外彫刻庭園への階段。 彫刻がいくつか見えている。 (つづく)