GPS将棋とは、東京大学大学院総合文化研究科の教員・学生が開催している、ゲームプログラミングセミナーが作成したコンピュータ将棋ソフトウェアである。
GPSとはセミナー名(Game Programming Seminar)の頭文字から。
世界コンピュータ将棋選手権には第13回から参加し、第19回(2009年)、第22回(2012年)の2回優勝している。
2013年4月20日、第2回将棋電王戦第5局において、三浦弘行八段に対し102手で勝利した(消費時間は三浦八段が3時間59分、GPS将棋が2時間7分)。このとき、東京大学駒場キャンパスににある670台ものPCに接続した特別なプログラムにより対戦した。
技術的な特色の一つは「疎結合並列探索システム」である。たくさんの家庭用PCと同クラスのマシンをネットワークで結合したもので、並列に協調しながら探索を行うようになっている。