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PC-FX

(ゲーム)
ぴーしーえふえっくす

1994年12月23日に日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)から発売された32bit家庭用ゲーム機。PCエンジンの後継機。当時の希望小売価格は49,800円。
発売当時は「次世代機御三家」*1などとも言われた。


ハードウェアはNECホームエレクトロニクスとハドソンの共同開発。
白い縦置きの形状から俗に「白い巨塔」とも呼ばれた。通産省グッドデザイン賞を受賞をしている。
またPCに刺すことによってPCでPC-FXゲームが出来る拡張カードPC-FX/GA*2も発売され、ユーザーによる開発環境も提供された。


アニメーションなどの動画処理に強いためかゲームソフトのラインナップはアニメ関連のものやギャルゲー、デジコミなどが殆どを占めていた。
が、同時期に発売されたプレイステーションやセガサターンとの競争に負け、1998年4月に発売された「PC-FX最後の最強の名作」と言われた“ファーストKiss☆物語”をもってPC-FXの歴史は終了*3した。
歴代のゲーム機の販売台数で、栄光のブービー賞。*4

スペック

  • CPU:NECエレクトロニクス製V810 21.5MHz(任天堂バーチャルボーイと同一)
  • RAM
    • メインRAM 2MB
    • VRAM 1.25MB
    • CD-ROMデータキャッシュメモリ 256KB
    • バックアップメモリ 32KB
    • ROM:1MB
  • CD-ROMドライブ:2倍速
  • GPU
    • 最大表示色数 1677万色
    • 分解能 最大320×240ドット
    • スプライト 最大128個
    • 合成画面数 最大9画面
    • エフェクト 回転・拡大・縮小セロファン・プライオリティ
    • 動画再生 30フレーム/秒(フルカラー・フルスクリーン)
    • 動画圧縮 JPEG・ランレングス
  • サウンド
    • ADPCM 2ch
    • PSG 最大6音
  • 拡張端子
    • EXT1(前面、別売りのFX-BMPバックアップメモリ増設用。)
    • EXT2(背面、機能拡張用。FX-SCSIのみ。)
    • EXT3(メモリ拡張(ポリゴン機能追加)用。未使用。)*5

*1:プレイステーション、セガサターン、PC-FX

*2:このカードにはポリゴン機能が追加されている。「PC-FXGA用」のソフトウエアがあったことを考えるとおそらくPC-FX底面に挿す形で本体のポリゴン対応も考えられていた。

*3:PCエンジン最後のソフトであるデッドオブザブレイン1&2の発売日が1999年6月であるため、PC-FXよりPCエンジンの方が寿命が長かったことになる

*4:約40万台。最下位のピピンアットマークの約10倍だが、純粋なゲーム機とは言えないためPC-FXこそ本当の最下位かもしれない。

*5:煙草の箱がぴったり入る。

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