Video Display Terminal
出力装置にCRTや液晶のディスプレイを使ってコンピュータを扱うための装置。入力装置の定義はないが、一般的にはフルキーボードが使われ、最近はGUIの導入とともにマウス等のポインティングデバイスも併用される。
つまり、あなたが(おそらく)今使っているパソコンもVDTの一種なのである。Terminal(末端装置)と名付けられたのは大型コンピュータなどでVDTとコンピュータ本体が物理的に分離していた時代のなごりだが、現在でもVDTとコンピュータ本体は論理的には分離されている。
VDT以外でコンピュータを扱う例として、ビデオ的な表示以外のTTY(タイプライターの印字を直接読む)、7セグメントLED表示などがあるが、事実上は廃れている。ことさらにVDTという言葉を使うのは人間工学的な面を考える場合で、ビデオディスプレイによる眼精疲労や無理な姿勢でのキーボード操作による肩こり・腰痛等が問題視されることがある。
新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の策定について(厚生労働省労働基準局)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html