パンクを期待してはダメこのアルバムは、コンセプチュアルな前衛といえる構成になっている ロックを解体し非ロックとして前衛化させる、そんな流れがあった80年代、多くは現代音楽や電子音楽を 取り入れ構築化し、リスニング・ミュージックになってしまうものだった しかし、このバンドだけは違いコマーシャリズムを徹底的に排除し、本当にこれ以上削れないところまで サウンドを解体してしまった 案の定、これ以降はやることがなくなりハード・ロック化しフェード・アウトしていく バンドとしての体裁はもはや留めてなく、ベースレス、タムを多用しエスニックの要素が出てきて 珍妙なアラビア音楽のようになってしまっている まるでキ…