SFのサブジャンル。
ヴォークト、ベスター、ディレーニィなどのような、英雄的な個人による宇宙冒険小説というスペースオペラ的要素を踏まえつつも、壮大なSF的な仕掛けと、しばしば哲学的なテーマ性を有機的に結合させた作品をいう。思弁的な70年代SFや工学的なハードSFを経由して、パルプSFの壮大な物語性をSFのなかに再生させた。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/1147/theme/widescreen.htm
ボンズ制作の「メタリックルージュ」、第1話が暗めのお話でしたので、第2話以降は録画だけしておりましたが、本日イッキ見しました。あれは!!凄くイイですね~!!! ヒロインのルジュの戦闘フォームのデザインがちょっとおっかない系ではございますが、アクションが女性的で実に良いんですよ!! お話も陰謀裏切り入り乱れいたり、女性二人のバディ物として軽妙なやり取りがあったり、日常と宇宙と超科学が入り乱れるワイドスクリーンバロックSF風だったり(私は「虎よ、虎よ!」や「量子怪盗」的な印象を受けました)で、大変良かったです!! ただ、お話の引きが変な回があったので、まとめて見たのは正解だったと思いました。
sa 以下、日記です(12万8千字くらい) 1クール分の日記は文量オーバーで半分にしたらそれでもオーバーしたのでひと月ずつの投稿です。大半は一度UPしたものですが結構書き足しもあります(7万字くらい)。そのなかでのハイライトは…… ・『Dead Tech』原著が言いたいことは『廃墟大全』で言及された価値観とたぶん逆なのでは? ・『戦災殃死者改葬事業始末記』すごい。 ・「生きて帰ってこい」と手紙に口にと特攻隊に言う家族は最低でも4組はいる。 ・記録・日記にでてくる立小便の頻度解析で東京の焼跡・復興度合いが調べられないか? ノーベル文学賞受賞の立小便。夢声が見た便所の中という国家安泰とその破綻。 …
「Ghostyard」-ウ山あまね(曲) 「君のことだけがいつも気がかり」って歌詞めっちゃいいなと思う。 「気がかり」ってかなり独特なニュアンスの言葉で、自分が誰かにとって気がかりな存在になれたら幸せだと思う。 Ghostyard - Single ウ山あまね エレクトロニック ¥255 music.apple.com 「口の花火」-長谷川白紙(曲) 全ての生き物のための盆踊りみたいな曲。長谷川白紙って本当に創造主みたいな感じする。 2024年はアルバムも出してくれると嬉しい…そろそろ出るんじゃないか…!? Mouth Flash (Kuchinohanabi) - Single 長谷川白紙 …
地球に磔にされた男(2017年、日本、監督:山田寛一、100分) 素晴らしい。時間SFの中でもかなり変わり種で理論はタイムトラベルだけどやっていることはパラレルワールドの移動で、落着はタイムリープものに近い。すげえや、時間ものの新機軸だ! 怠惰な男が非日常的な体験を経て成長して穏当な環境に落ち着くというのはベタだけど素晴らしい。印象深いラストシーンは当時の時世をこれ以上ないほどうまく活かしている。同様の題材なら『Letter to you 〜想いは時を越えて〜』を思い出すけど、フィクション係数を別の方向に振っていて興味深い。 やっぱり実相寺が群を抜いて魅力的。登場機会はかなり少ないんだけど忘れ…
原民喜『夏の花』 「文學界」2023年5月号の特集「12人の“幻想”短篇競作」 伊野隆之『ザイオン・イン・ジ・オクトモーフ』 小野寺拓也、田野大輔『検証ナチスは「良いこと」もしたのか?』 ソマイア・ラミシュ編『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』 『ナイトランド・クォータリー vol.20』 高原英理『詩歌探偵フラヌール』 「逆光線」第19号 原民喜『夏の花』 夏の花 (集英社文庫)作者:原 民喜集英社Amazon広島原爆投下直前までのある一家とその周辺を綴る「壊滅への序曲」、原爆投下直後の広島での悲…
ワイドスクリーン・バロックの傑作といえば、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』(『わが赴くは星の群』)。その本の主人公がひたいにいれずみされるのが「N♂MAD」という文字。 中学生のとき、はじめて読んで「N♂MAD」を「狂っていない」という意味かと思ったけど、最近、「ノマド」、「放牧民」という意味だと気づきました。 一箱古本市に参加するとき、古本市をあちこちに出店するので、ノマドがいいなと「NOMA堂」というのにしようと思ったのですが、せっかくだから「N♂MA堂」という店の名前にしてみました。 このブログを始めたのは、郡山市で一箱古本市の開催を考えていて、SNSなどで仲間を集めるためです。…
竹書房文庫のSFがやばい! SF専門の文庫レーベルと言えばハヤカワ文庫SFと創元SF文庫が二大巨頭ではありますが(あと河出とかちくまとか他の文庫レーベルからも面白いSFはたくさん出てますが)、近年は竹書房文庫のSFがどんどん存在感を増しており、気になっている方も多いかと思われます。 竹書房文庫が独自のセレクションによるSFを刊行し始めたのはどうやら2015年頃のようで、それ以来、徐々に刊行ペースを上げながら現在まで気になるSFを世に出し続けています。 サラ・ピンスカーなど同時代の新作はもちろん、イアン・ワトソン『オルガスマシン』やワイドスクリーン・バロックの元祖と名高い『パラドックス・メン』な…