ショッピングモール・ツアー解説

 ショッピングモール・ツアーに行ってきたのだ。なぜショッピングモールなんかに行くんだろう...おもしろいの?って思った人が多いと思うが、その意義を思想を用いて説明するのは面倒だし、ナンセンスだと思うのでやめよう。しかし面白かった。生まれて始めて左ハンドルのベンツを運転したよ....。

 朝九時に神泉に集合し、車で出発。まず最初の目的地は東京ミッドタウン。無事到着し、ミッドタウンタワーの中を散策。

 3層がショッピングモールの主流だけど、ここは4層吹き抜けのガレリア式。終始一緒に行った友人の一人と面白いと話していたのが、内装。2枚目の写真の通路に取り付けられてる木の梁のような物。これってよく見ると木じゃなくて、塗装された鉄筋で出来てる。これに代表されるように、ミッドタウンの内装って遠くから見ると和の雰囲気を感じるようなデザインがされてる。でも近くでよく見ると、フローリングに使われるような板であったり、洋風な雰囲気を持った素材でが使われている。つまり、擬似的な和の空間が構成されている。窓から見る風景も、どのように見えるかが計算されており、そのこから見える庭園に植えられている木も梅であったりと、計算と意匠が伺えた。中に入っている店舗は六本木にあっておかしくないテナントだけれど、ヒルズに入っているようなお店ほどハイブランドではない。読書をしにきている人達もちらほら見かけられる。

 次は豊洲ららぽーとへ。こちらは一転し、横浜駅のルミネのような雰囲気。フードコートは妙なアジア感を意識したりしていて、ハワイとかのショッピングモールに近い雰囲気。建物の配色など、センター北などのエリアに近いポップな雰囲気になっていて、映画館や子供服のテナントを揃えているところからしても、ファミリー向けに設計されてるんだろうなー。特に面白いものもなく、フードコートでカレーを食べ(カレーの名前はニルヴァーナ・カレーだった:笑)移動。

 次は港北のIKEAに移動。「IKEAって実は割とブラックな企業の一面もあるんだ!」という某氏の解説を受けて乗り込むも、皆入ってすぐにホットドックを食べ幸福感に包まれ、この時点でほぼ完全に批評的視座を見失う。まだなにも見ていないのにIKEAに感謝していた(笑)。さすがに大移動で疲れてましたね。IKEAをぐるっと一周し、皆口を揃えて本棚が欲しい!と言うあたりがとても良い(笑)。松本君の伝説のギャグが生まれた。しかし、動線の敷き方などは非常に面白かった。雑然と置かれてるように見えて、計算されてる。ホットドック美味しかったな。

 そのご川崎へ移動。ラゾーナへ行きそのご朝温泉に行くというプランだったが、さすがに体力的に限界を向かえ始め一時中断してラウンドワンへ。スポッチャという施設で遊んだ。久々にバッティングなんてやったな....。楽しかった。僕は泣く泣く帰宅しなくてはいけなかったので、ここで送ってもらい帰宅。みんなおつかれさまでした。また違う所に行きたいね。