Kindle Paperwhiteの第一印象など
開封してざっと触ってみての印象です。
重さ
中身が詰まってそうな手応えがあって、片手で持つにはいささか収まりの悪い感じです。Kindleの写真でよくある本体下部をつまむような持ち方では、長時間の使用で親指が疲れそうな心配があります。もっと重心近くを支えられるように、持ち方を工夫する必要がありそうです。
大きさ
本体は文庫よりも一回り大きく、画面は文庫の文字領域よりも少し小さめです。
文字の大きさを同程度にすると、文庫の1ページよりも文字数が少なくなります。シャツの胸ポケットには当然入りませんが、上着の横のポケットには入るので実用上は問題ないかと。
iPod touchとの大きさの差は歴然で、TPOに合わせて使い分けできそうです。
文字の読みやすさ
iOSのアプリ版と比べて唯一とも言えるメリットで、液晶などの類とは一線を画す読みやすさです。開封時に画面に表示されているものが、紙か何かが挟んであるのかと勘違いしたくらいです。
iPod touchでも肉眼では判別不可能なほどドットが細かいですが、暗い所ではバックライトがまぶしかったり、明るい所では画面が反射して読めなかったりと、色々と不便な場面があります。その点、電子インクを画面に使ったKindle Paperwhiteは紙を読んでいるのと同じような感覚で、また暗い場所でもフロントライトのおかげで問題なく読むことができます。
Kindle Paperwhiteの拡大写真
iPod touchの拡大写真
Kindle Paperwhiteではフォントの大きさを小さい方から3番目にすると、文庫とほぼ同じ大きさになります。4番目くらいの方が読みやすいかもしれません。
iPod touchではフォントの大きさを小さい方から7番目にすると、文庫程度の大きさになります。1ページの文字数が少なすぎるので、普段は5番目を使用していました。
フロントライト
0から24まで25段階で調整が可能。明るい場所であれば0にしてもじゅうぶん読めますが、0でもぼんやりと光って完全にオフにはなりません。真っ暗でも10以上にすれば読みやすくなります。
操作性
Kindle Paperwhite最大の不満点です。画面に電子インクを使用しているため、表示の切り替えの遅さがネックになっていて、何をするにもワンテンポ・ツーテンポ遅れる印象。画面をタップしても表示が変わらず、続けてタップしたら2ページ飛んでしまったとかもしょっちゅうやります。文字入力ではパパッと打ち込むと、3分の1くらいは入力できてなかったりとか。使用する人の方でこのタイムラグに合わせる必要があり、快適な操作性を追求する今時の端末とは正反対の印象を受けます。
Kindleストア
操作性と同様の理由で使いにくいです。手元にノートPCやiPod touchがあれば、ブラウザから購入した方がストレスがないでしょう。
ケース
安さだけが取り柄の端末なので、ブックカバーや保護フィルムなどは使わない予定。以前、クラブニンテンドーの景品にあった巾着袋がぎりぎり入る大きさだったので、しばらくはこれに入れて持ち歩くことにします。