スス飯



スス飯といえば、コウタケご飯。


今年はコウタケの当たり年でした。といっても、図鑑にある標準的なコウタケでもシシタケでもなく、少し小振りの、見かけはケロウジに似た感じのもの。


でも、写真は、ヒラタケ[Pleurotus ostreatus]。雑木林にヌッっと生えていました。





ここ数年、ヒラタケとクリタケ、ナラタケの発生量が増加しているように思います。本当かな?


さて、ヒラタケとは関係なく、スス飯。


乾燥させて良い香りのするコウタケを水で戻します。それから、適当な大きさに切る。


戻し水は、濾過して土やゴミを取り除いておく。


お米をといで、油揚げ、にんじん、ひじきを加え、コウタケの戻し水を適量入れて、コウタケも加え、それでお米を炊きます。


お醤油とみりんはこのとき、お好み・各自のスタイルに応じて調整しておいてください。


で、いただく。


コウタケ独特の甘いような甘くないような、香りと味わいがほんのりと、でも強く漂う、とても美味な炊き込みご飯ができます。


コウタケは、料理前に、数時間、太陽に当てておくと香りがまします。


ここまで書いてきて、そういえば。。。


このお料理、まあ普通の炊き込みご飯ですが、もともと私は、白土三平の『三平の食卓』で見たのでした。


といっても、『三平の食卓』と姉妹の本がもう一冊あって、どちらだったかは、覚えていないのですが。