Classbox/R実装方法

zt日記を読んで、RubyでのClassboxの実装方法の断片について知る。

まつもとさんの案はクラスの方を内部的に特異クラスのように"namespace$String"というような感じのStringを継承したクラスにして、そのネームスペースを使っているスコープではStringの代わりに"namespace$String"をみるというような感じの案に思えた。

ここで"継承"と言っているのは、クラス階層上の継承をそのまま使うという意味ではなく、それとは別に、namespace(あるいはClassbox)階層上の継承を表現するClassオブジェクトを作るという意味だろう。(そうでなければ変だ)
つまり、今まではクラス継承だけの一次元だったものが、それとは直交するnamespace階層をもつ二次元的な存在に変わる筈だと思っている。
あと、クラスオブジェクトへの参照をポインタで持っている場合(例えばインスタンスの属するクラス)は、どう解決するつもりなのだろう。
以前、Classboxに関するエントリに書いたように、インスタンスの場合、それが生成された時点でのnamespaceをインスタンスごとに保持しておいて、そのインスタンスに対するメソッド実行は、そのnamespaceで実行するという仕様であれば、インスタンスの属するクラスをポインタのままで持っていることは、むしろ意味があるけれど。

Developers Summit 2006

目黒雅叙園は初めて。
人大杉。というか通路の両側に机を置いて、狭くしているので移動が困難。
内容に関しては、羽生章洋氏、高橋征義氏の二つのセッションを聴けたので全体としては高評価。
しかし最初のセッション、「アーキテクチャの現在・未来〜この先10年を考察する」は本当に下らなかった。若し、JavaBlack氏が聴いたとすれば、突っ込みまくりだろう。

羽生章洋「楽々ERDレッスンLive 〜これが楽々DB設計の勘所!〜」

この人の講演を聴くのは今回で二度目だが、喋りが旨い。
実務経験に基づく説明は説得力がある。
同じフレーズを二度繰り返して話すのは、癖なのか、技法としてやっているのかわからなかった。
外部キーをなくしてrelation tableを使うようにする、という部分で、これはDI(Dependency Injection)と同じことであると説明されて、あ、そうかと思った。成程、relation tableがDIコンテナにあたるわけか。