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プログラミング言語を作る日記

2010-07-12 日本も昔は鯨油だけ取って肉は捨てていた、って話

[]日本も昔は鯨油だけ取って肉は捨てていた、って話

以前Twitterで書いた話の焼き直しではありますが。

スネちゃま捕鯨を語る

http://3500131221.blog120.fc2.com/blog-entry-15.html

クジラを乱獲したのは鯨油だけとっていたアメリカだろ!日本は昔からクジラを余す所なく利用していたんだ!日本は何百年間も捕鯨を続けてきたのに、よその国の価値観でその伝統文化を不当に抑圧されているんだ。別に絶滅危惧種をとろうといってるわけじゃないんだ!

はぁ〜。うんざりする俗論だね。それ間違いだから。恥ずかしいからよそでそんなこと言わないでくれよ、ジャイアン。19世紀の中頃にアメリカの捕鯨が日本の沿岸捕鯨にダメージを与えたのは本当だけど、いま特に批難されているのは日本の南極海での捕鯨なんだ。南極海の商業捕鯨では日本も鯨油だけとって残りを捨てたりしてたんだよ。おまけに南極乱獲四天王は日本、ノルウェー、英国、ソ連なんだ。20世紀のはじめに各国がこぞって参加して乱獲競争を繰り広げた結果クジラが激減したので、みんなもうやめようぜ、というのが南極の捕鯨なんだ。これについて乱獲四天王の日本に何か特別な権利があるとは思えないね。この辺は「捕鯨問題の歴史社会学」という本に詳述されているようだけど、グリーンピースの資料に引用されているので、こっちの方が手に入りやすいかもね。

http://www.whalelove.org/whales/facts/fact5

(後略)

グリーンピースのページを見に行ったのですが、該当の記事はないようなので、「捕鯨問題の歴史社会学」をAmazonで買いました。

p.48より:

f:id:kmaebashi:20100712004537j:image

南極海に関して言えば、

鯨油(t)塩蔵(t)その他
1935年2,00628-
1936年7,358264-
1937年26,089270-
1938年64,0441,212212

だそうで。

「クジラを乱獲したのは鯨油だけとっていたアメリカだろ!日本は昔からクジラを余す所なく利用していたんだ!」とはやっぱり言えそうにないです。

陽炎陽炎 2015/09/13 22:14  cf)しかし1934年政府・海軍の協力により、日本ははじめて南極海に乗り出すようになります。〜ただし37年頃になるとやはり肉を捨てるのはもったいないと徐々に持ち帰るようになり、39年には冷凍船も導入され始めますが、大東亜戦争のため1940年を最後に戦後まで一旦南氷洋捕鯨は中止されます。
 日本が捕鯨で肉を捨てたのはこの数年の南氷洋捕鯨のみで、「これが初めてあり、また最後であった」そうです。
日本人の欧米捕鯨批判への反論として、グリーンピースなどが日本のこの時期をしばしば強調しますが、これが史実です。
(森田勝昭著『鯨と捕鯨の文化史』p347〜)
 という記事もあるのですがそれは。

たまにゃんたまにゃん 2016/11/28 15:17 日本がクジラを余すところ無く利用しているのは
昔じゃなくて今の話だと思いますが。

kmaebashikmaebashi 2016/11/29 03:02 「日本は昔からクジラを余す所なく利用していたんだ!」という言説に対する反論に対して「昔じゃなくて今の話だと思いますが」と言いだす時点で狂ってますが、現在、調査捕鯨で獲った鯨肉は余ってるし一部の高く売れるところは捕鯨船船員が横領しているし。
今クジラのひげからゼンマイ作ってからくり人形でも動かしてると言いたいんですかね。

kmaebashikmaebashi 2016/11/29 03:11 捕鯨に関しては沿岸でのものと南氷洋とかでのものとは分けて考えなければいけなくて、沿岸での捕鯨については捕鯨反対の人達でも問題視しない人が多い。いずれにしてもここで話題にしているのは、南極海での捕鯨の話だ。

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