本日の1本 ツイてない男
ツイてない男
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: DVD
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モスクワの高層ビルから黄金の十字架を奪うよう指示された泥棒のリッチー。ところが組んだ2人組の失敗からたくさんの乗客とエレベーターに乗り合わせ、さらにエレベーターは未使用の階で停止してしまう。警察の罠と判断したリッチーは、乗客たちを人質にとり、無線で警察と交渉を始めるが、、、というストーリーです。
コメディ・タッチのギャング・アクションで開始しますが、人質にとった乗客の1人を警察に解放しようとしたときからガラリと内容が一変します。空いたエレベーターのドアから大きなハサミが突き出され、その人質の首をスパーンと切り落とすのです。
なんと、リッチーが警察だと思って無線で話していた相手は、凶悪な変態殺人鬼だったのでした!
・・・。
うーむ、この切り替わりは面白い。
その後はとにかく怒涛のように殺人シーンが展開していきますが、それがどれもとにかくグロい。
冒頭の首チョンパもいいですが、顔面の皮を剥いで作成した作品が壁に飾られてあったり、冷蔵庫の中にたくさんの内臓が貯蔵されてあったり、死体がごろごろと吊り下げられていたり。
本格的に殺人鬼ホラーしてるのですが、見事にコミカルな演出が施されています。和ものコメデイ・ホラーによくあるような、「笑わせてやろう」って場面はないのですよ。
気色悪い映像が続くのに、自然と笑みがこぼれてしまうよう。これは本当に素晴らしいと思いますし、レンタル店で謳われていた「ショーン・オブ・ザ・デッドが好きならオススメ」って言葉にも納得の逸品です。
一番のお気に入りは、フロアの床に仕掛けられた罠が作動し、逃げてた人の足が串刺しになるシーン。
なぜかミラーボール風のライトが点滅し、BGMにシャラマーの『A Night To Remember』が流れるのだ!