世界侵略:ロサンゼルス決戦
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: DVD
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まずは、正体不明の見えない敵に教われる海兵たち。やがて敵エイリアンの姿が見え始め、そして無敵に思われたエイリアンの身体の弱点を発見する。しかし、エイリアン側も戦闘機を飛ばしたり、ロボット兵を投入したり。
基本は単なる銃撃戦を主体とした戦争アクションなのであるが、スピーディな展開と微妙に多様化していくアクション内容の変化により、最後まで飽きさせないよう工夫が凝らされている。
また、父と息子、部隊内の不和など、ちょっとした人間ドラマも盛り込まれており、ストーリー展開もまた飽きさせないようなかなか見事なものだ。
苦難を乗り越えて逆転勝ちを収めるこの作品、しかしながらなぜか鑑賞後にスッキリした気分になれない。
端的に言えば、「海兵隊万歳!」なプロパガンダ映画にしか見えないのだ。
はっきりと台詞にまで出てくるんだけど、国難があれば民間人も軍と一緒に銃を取って戦いましょう、というメッセージの押しつけがどうにも受け入れ難くてね。
米国の方はこんなの観て、感動して腕を振り上げたりしちゃうのでしょうか。