エビキュリアン
進境著しきおやじぱれっと、オマール海老の話題というか、ねたをうけて。
某日、巴里の某洋食屋での会食。
20時集合。メニューが配られます。料理名だけで金額の記入がありません。ホストが手にするメニューにしか金額は記されていないのだそうです。
ゲストは自由に料理を選べると思ったら。オマール海老だけは、ゲストからリクエストするのは失礼なんだとか。
ホストが徐に「オマール海老など如何。」ときりだしたら、希望する人は「ではおことばに甘えて」という段取りになるのだとか。高価だからでせうか。
まあ、オマール海老に限らず、高価そうなものは客人はまず遠慮すべし、主人は客人が遠慮しないよう気を遣うべし、という美徳は仏蘭西にも存在したわけでした。
この日は前菜に温製フォアグラとか主菜に鳩姿焼き内臓パテ詰めとかを選択、欧羅巴のくさみを堪能。おひらきは0時をまわってました。