ほぼ日のおとなの小論文教室(山田ズーニー)

とても長く連載されているコンテンツです。アーカイブの一覧から、気になる題名を拾ってときどき読んでいます。
2008-6-11 あきらめようかと迷うときの思考法

(略)
あきらめる、というのは、その道を通ってゴールを目指すのが不可能と判断したときに、
「その道を通る」のをあきらめる、のであって、「ゴール」をあきらめるのでは決してない。
例えば、恋をあきらめる人がいるとしたら、その相手に向かっていては自分が輝けない、より素敵な人間になれないと判断したときに、その人に向かうのをあきらめるのであって、
決してあきらめてはいけない。自分を輝かすことを、より素敵な人間になっていくことを。
あきらめるとは、ラクになろうとする行為ではない。自分のがんばりどころを変える、
生かしどころを変える行為なのだと、
(略)

この思考法に従うと、「ゴール」つまり自分を輝かせ、より素敵な人間になっていくことを忘れてはいけない、そのことが大事ということでしょう。この「ゴール」は、恋に限らずあらゆることの究極の「ゴール」のような気もしますが、それぞれがその手前でもっと具体的な「ゴール」をもっているはずですよね。例えば、自分の得意な分野で社会に貢献しつつ良い人生を築くとか、それを突き詰めてゆくと万人に共通な究極の「ゴール」は「幸福」かなともおもいます。輝きたいし、素敵にもなりたいし、幸福にもなりたいけれど、それでは、自分の具体的な「ゴール」って・・・・。いままでの「通り道」は、そしてこれからの「通り道」は・・・。
自分の「ゴール」について、ちょっと考え続けてしまった感のある一週間でした。
これからも確認しつつ、考えながら、あきらめながら、がんばりながら・・・・。

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

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理解という名の愛がほしい??おとなの小論文教室。II

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