確信への革新の核心 〜 Ready☆マグダレナ 〜
俺が俺でなくなっていたのはなぜなのか
そのような自問自答をしなければいけないほど
急速な再生を促された
何をやっても無駄なんだと
東日本大震災後、そう思うことで
その理不尽な破壊とその後の始末の悪い対応に
自分自身を納得させていた
しかし
それももう終わりだと
たくさんの魂たちがいたるところで連鎖し
巨大な生き物のように
俺の目の前に顕れている
手にとれば散っていた花も
次々と花を咲かせ
まるで春の訪れのように
皆が争いはもういいんだ
他にやるべきことがあるじゃないかと
いっせいに
多くの場合
沈黙だった私たちは
ビッグウェーブを前に
突然、饒舌になり
口々に
早く逃げろ、とか
波に乗る準備をしろ、とか
叫んでいる
なんでもいいから
話し合うことは大切だ
俺たちはこの核心を胸に
全く異なる意見を持つものたちを認め
そして融合していく
その覚悟と寛容さと態度が必要なのだ
愛だの平和だのの前に
目の前の存在が屹立し得ないこの状況を変えよう
認め、受け止め、耳を傾け、気持ちを知る努力をしよう
その中で私たちは揺るぎない確信へとつながっていく
俺たちは仲間であり、友人であり、家族なのだ
