夏休みホテル篇(後)

さて山口県への夏旅、最終日は萩まで戻って来ました。萩は明治維新の中心人物を排出した松下村塾があり、桂小五郎高杉晋作らそうそうたる顔ぶれがこの長州の地で育ってあの時代をリードしたのです。あの時代に世界に追いつかなければと情熱を燃やした若い人々を生み出した街、萩には前から一度来てみたいと思っていたところでした。
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3日目の宿は萩の城下町とは反対側、車で約6分程度の場所、港沿いにある「雁嶋別荘」という和モダンな温泉宿。およそ30室くらいのこじんまりとした宿で、日本海に流れる川の前にある部屋からは、日本の漁港といったのんびりとした景色が広がっていました。
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温泉は部屋に総檜のお風呂がありましたが、部屋風呂は温泉でなく、1Fに男女別々の露天と内風呂があり、主にはそちらを利用しました。この宿に泊まった理由は当日7,000発の花火があがる「日本海花火大会」があるとかで、部屋のテラスに立つと目の前でこの花火をみることができるという絶好のロケーションに惹かれたためです。

懐石風の夕食は息子曰く3カ所のなかで一番美味しいと評判でした。またワインのフルボトルが4,000円とこの種の場所にしては良心的だったのも懐に嬉しい価格でした。

部屋では無料でDVDを観る事ができ、息子は「時をかける少女」(アニメ篇)を、また自分は「今もう一度みたい日本のCM50選」をのんびりと観ていました。
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天候にも恵まれて、この宿からは素晴らしい夕陽を眺めることも、また城下町を散策することができ、萩は評判どおり、そぞろ歩きをするのにはいい街でした。なおこのお宿は一休で一泊二食で18,000円で、価格に見合ったサービスを楽しむことができました。