Reflective Ecore Model Diagram Editor 0.1.2をリリースしました!

リリース0.1.2のダウンロード:

http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=203088&package_id=241965&release_id=541481

このリリースの大きな変更点は、ルートクラスに同じ型の属性が複数ある場合に、新規オブジェクトをそれぞれの属性に選択的に追加できるようにしたことです。まさにid:kojihashi:20070921で紹介した機能を、Reflective Ecore Model Diagram Editorで実装しました。

以下のスクリーンショットは、XML Schema Part 0: Primer Second Editionにおいて例として使われているPurchase Orderモデルのインスタンスを編集中の画面です。このように、キャンバス上で再度クリックしたときにポップアップメニューが表示され、billToに追加するのかshipToに追加するのか選択できます。

ここで、ポップアップメニューには、「Create billTo」「Create shipTo」だけでなく「Create USAddress」というメニューも表示されます。このメニューを選択すると、billToおよびshipToいずれにもオブジェクトを追加せず、OrphanノードとしてUSAddressのオブジェクトをキャンバスに追加します。これは、後にContainmentリンクを張ることにより、いずれかのノードの属性に追加するために使用します。ただし、今回の例として使っているPurchase Orderモデルにおいては、USAddressクラスを包含するクラスはPurchaseOrderクラス以外に存在しないので、「Create USAddress」メニューは意味がありません。