超長距離散歩

昨日の「オカルト商品」ショックを払拭するために、思い切って遠出の散歩。


まず、海方面に向かい、「水門通り商店街」を歩く。今は産業道路でとまっている桜堀運河が、以前はこのあたりまで続いていて、近くに水門があったとか。
「筆・墨・硯・紙」と看板のある「村田文洙堂」という店があるが、今はもう、店を閉めてしまっているよう。
信号を渡ると、洋装店の店内に黒猫が。
 
さらに歩いていくと、空き部屋が多そうな古アパート(工員たちが住んでいたのだろう)や、シャッターが閉じた店などが続く。

  • 渋いそろばん教室の看板

  • なぜか「サラ金ではありません」と主張するサラ金(それも上野の店)の看板


トタン製の、お粗末な自家製の「車庫」に、車がしまってある家。
道路より30cmほど深いところから始まっていて、古びてホームレスの家のようになっている一軒屋。
「水門亭」という居酒屋の横には、片岡千恵蔵の「地獄島」他の古い映画ポスターが貼ってあった。

  • 町工場の廃屋


さらに歩いて、「桜本交通公園」へ。沖縄出身者やコリアンが多いこの地域、4月の春祭りでは琉球舞踊や朝鮮舞踊も見ることができるという。
ただ、芝生が多い公園なのに、「養生のため立ち入り禁止」となっていて、なんか嫌な感じ。

子供が水遊び。犬も多く、パピヨンが私たちの足元に寄ってきた。
汗をかいたので、トイレの前で下着を着替え。

  • トイレにあった、ナイスデザインな男女マーク


公園の向かいに、古い工場が見える。「大島ポンプ場」とある。下水はそのまま流すと数kmと深い所までいってしまうため、ポンプ場で一旦、くみ上げて、下水処理場に送っているらしい。


海と平行に進み、焼肉屋が立ち並ぶ「セメント通り」通称「コリアン・タウン」へ。このあたりは、地名的には「浜町」であり、以前はここまでは海であったことがわかる。

  • コリアンタウンの旗

  • 馬鹿でかい焼肉屋ビル「東天閣」の看板 「食文化と余暇の創造 With A Will」

  • とある焼肉屋の店先にあった、なぞの「ダルマ(?)」

  • かわいい!


さらに海と平行に進む。とある路地で、灯油を入れる缶が何十個もペチャンコにつぶしてあった。
新川橋通りを渡る。私お気に入りの、昭和のまま時代が止まっている書店「広文堂書店」、先日も来てシャッターが降りていたのだが、今日も、同じ状態。もう、お店やめちゃったのかな。
(帰宅後、電話帳にある番号に電話してみたが、誰もでなかった)


先日も散歩した「浜町通り商店街」へと進む。すでに1時間以上歩いているので、さすがに疲れてきた。
浜町第二児童遊園。魚型の遊具がグー。公園に面している家が、公園内に洗濯物を干していた。
 

  • 「昭和ロード浜町」というマンション。「ロード」って命名、どういう意図?

  • いまだにクリスマスやってる韓国スナック

  • ナイスなネーミングのカラオケスナック「ゴールドフレンド」


商店街を抜けて新川橋通りに戻る。前から気になっていた「作業着屋」に入ってみる。
妻がキュートでレトロな爪きりを見つけたので、買う。ガテンの兄ちゃんたちがかぶっている、帽子状の手ぬぐいも売っていた。夏場の散歩には、帽子よりも便利かも。


これで1時間半くらい。体調はまだイマイチなのに、無茶な散歩だが、「オカルトショック」は払拭された。楽しかった。