そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

陸王#2

http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/
脚本:八津弘幸 演出:福澤克雄
 
今回の陸王のサブタイのあおり、一億円の特許を手に入れろとかいうけど一億円は工場設備の初期投資が〜って話であって、特許の値段は5000万円だよな。あおり適当すぎるだろ。しかも結局最後の最後に工場設備は飯山さんが貸してくれますって話で、なんだそれっていう。マジで嘘つきなんだけど、いいのかこれ。(ダメだと思うが)
いや設備貸すよってのは、普通特許がどうとか以前に飯山さんが製造して供給してくれればいいだけじゃんって思ってたんで、なぜ貸すって話なのかもよくわからないんだが。
ただまあ今日の陸王はなんか面白かった。話のテンポめちゃ悪かったけど。
展開とかストーリー構成とかじゃなく演出が下手というのはなんとかして欲しいなあ。場面で起こってることしか考えてないからこんなガチャガチャな、ただ出来事を積み重ねていくだけの構成になるんだろよ。も〜前から福澤監督の演出は好きじゃないんだけど、ほんと下手すぎるよ。
ただまあ面白かったところ。まあどうせ宮沢が飯山を熱意で口説き落としてシルクレイが使用可能になるんだろうし、茂木は故障とスポンサード打ち切り&フォーム改良で足袋シューズが渡りに船になるはずなんだけど、そこまでにライバルの大手企業が出てきたり茂木がどん底に落ちきるまでに時間かけたりという展開が並行しつつもどんでん返しだったところか。
その展開があちこちしすぎるとこが演出が下手だってとこなんだけど。
まあ今回は役所広司竹内涼真の役者の熱量でなんとか。むしろ見どころはそこだとしかw
ただそれにしても飯山が特許のために倒産したことをマイナス材料と見て契約に至らなかった大手企業に比べて、倒産しても完成させ特許を取ったその熱意こそを信用すると言った宮沢の良さ、その宮沢に完成した時の喜びを味あわせたいと思った飯山の心意気(大手の契約がダメになったからとはいえ)と技術屋の誇りというのがよくわからない説得力になってたのがちょっとグッときた。つまり脚本が良かったのか?w
いいけどよくわかんないのは、シルクレイのサンプルってあのひと欠片しかないんだよね?あれで何をどうテストしてるのかさっぱりわからないんだけど。スポーツショップの有村さんがやたら便利キャラ的に顔広いのもよくわからないし、シルクレイのサンプルいつの間に分析に出したんや…しかもあのひと片しかないっぽいのに、あれでシルクレイが一番良かったって言われても、シューズの試作品にすら使ってないどころか耐久テストも出来ないよなあ?いくら倒産した会社のったって、普通もっと素材としてあるだろよ。そういうとこがこのドラマ枠(特に福澤組のね)雑なんだよねえ…
まあそういうところをなんとなくいいやって思ってしまうのは、役所広司のおかげかw似たような話でも下町ロケットより面白そうなのは役所広司ならではの愛嬌のおかげかも。拗ねるとか喜ぶとかが妙に可愛げあるというか、暴れたあとにお箸を探すセリフとかw
あと飯山が寺尾聰で奥さんがキムラ緑子なところもなんか良いです。それだけでドラマ1本出来るよなw
そしてコーチと茂木のどん底から這い上がってこいのやり取り、背中で叱咤する音尾と涙目のたけりょに泣けたぜ。よく考えなくてもベテランも若手も主役級いっぱいいるなあ。(あえて山崎賢人には触れない)
あと今回リアルタイムで見てて、えっ?て思ったんだけど、なんでエンディングで原作・音楽・主演〜のテロップ2回流れた?なんかタイミング間違ったの?w