大学は就職予備校でもいいんじゃない?‐その2‐

大学は就職予備校じゃないという主張を就活デモで聞いたことがありました。
大学は勉強するとこだ!という反論がありました。
 たしかに大学では深い知識や技術、そして広い分野に関わることが出来ます。
広く分野に触れることで、学生が新しいことに興味をもつことも出来ます。
研究員や教授を目指す学生にとってはずっと大学は勉強する場所であるべきです。
 
 一方、大学卒業後は就職する学生達にとっては、大学は就職するためのステップであることも事実です。
就職してお金を稼いで生きていくためのステップとはいえ、
学んだ知識や技術を使って仕事をしたいというのは自然なことだと思います。
しかしそれには、社会とどのような接点があるのかを知る必要があります。
大学を勉強する場所と厳格に考えるのではなく、
働いて生きていくための準備をする場所と考えればいいのではと思います。

社会と接点をもつには私たちゆとりが積極的に社会と交わっていけばいいと思います。
大学には2〜4ヵ月の休みがありますから、大学に頼らなくても大丈夫です。
私たちゆとり世代は次の3つを学べばいいと思います。

  1. 新しい土地を旅していろんな価値観に触れる(多様性と自分の価値観の確立)
  2. アルバイトでお金を稼ぐ事を学ぶ(生きるためのお金を稼ぐ経験)
  3. インターンシップで、自分の勉強がどのように社会で活かせるか学ぶ(大学と社会の接点探し)


「就活のため?内定のため?」と、なにかと積極的な行動に対して馬鹿にする人がいます。
「就活のため」と、頭に付けるからいけないのです。「自分のためです」とハッキリさせましょう。
かつての学生たちが主張する「大学は遊ぶところ」「大学の勉強は役に立たない」に惑わされないようにしましょう。

大学は勉強するところであり、どのように生きていくかを学ぶところでもあります。

だから大学に対する見方の一つとして就職予備校にしてもいいのではと思います。