読書感想文の季節が来た

わたしの拙いブログでは「読んだ本にひと言」という意味で、レビューや紹介じゃあきついなあと、わざと稚気を加えて「読書感想文」というカテゴリーにしてるんだが、それで夏休みになると変にヒットすることがあるようで、そのへんはまあWEBで読書感想文仕立てようとしたのは浅はかだったと、あきらめ呆れていただくしかないかな。

 集英社 新刊案内 2010vol.6 2010年6月17日〜7月9日刊行

キャッチコピーは「世界をめくろう。」←って、なにか変では。
モデルは多部未華子。ほほ笑んだ彼女より、もすこしぶっきらぼうでほんの小さい苛立ちを秘め、でもそれを理性で抑えているみたいな彼女が好き。表紙をめくった1ページ目とかオフィシャルサイトのこんな画像みたいのが。

http://www.tabemikako.com/

それはともかく、集英社のナツイチwebでは、とくに彼女を紹介なんかもしてないみたいで、それはいけない─あらら、映画の案内はあるのか、女子高生役なのか。

http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/

昨年は山下リオ、一昨年は蒼井優、どちらもなんだっけか…なんかちょっと変なドラマがweb上にあったりしなかったっけか。

 発見!角川文庫 2010 2010.07

表紙裏に「あらすじチャンネル開局!」と書かれていて、あらあら、YouTubeにありました、あやや、ついでにやっと「ハッケンくんMovie 2010」をみつける。そうかそんなのもきちんとあったのね。

http://www.kadokawa.co.jp/hakken/summer2010/arasujich/

文庫のソムリエコーナー、ブックストア談の東山純さんが「オヨヨ島の冒険」を薦めてました。兄の書架で見つけたそうで、どんな兄貴なんだか。わたしの場合、中学生の時にパックで永六輔が誉めていたのだが、書店で見つけ損ねて(今も昔も書店好きだが見つけるのは苦手)、ずっとあとになって唐獅子と同時進行みたいに読んだんだっけか。

 2010 6 中公文庫 新刊案内


←中面へ─誉田哲也「国境事変」・「裂壊」堂場瞬一─裏面へ→

という案内の表紙。堂場瞬一のほうはタンブラープレゼントあり。「読むだっち!ラリー」プレゼントのほうは先月末で終了。10数枚のクマの応募券が無駄になってしまった。

 早川書房の新刊案内 2010 06


表紙は新刊の紹介、裏も恒例、CS「AXN Mistery」。テイヤール・ド・シャルダンの伝記が今月早川から単行本で出ていて(「神父と頭蓋骨」)、書店で手にも取り読みやすそうとも感じたけれど、結局見送る。みすず書房から全集出てましたっけ、思想の座標で見ればもう無意味な矢印でしかないし、その批判などいまさら知っても詮のなかろうに…と見送りました。

 6 2010 新刊案内 東京創元社

表紙は山本宏「MM9」カバー、イラスト開田裕治、デザイン岩郷重力+WONDER WORKZ

http://www.mbs.jp/mm9/

というわけで、現在放送中のドラマだそうですが残念ながら見たことはない。BS−TBSでも放映中だそうです。「と学会」会長にひとこと浴びせたい。

「嘘!?」
さくらは目を丸くした。バイクのライトを浴びて、黒ずくめの男の手に銃が握られているのを目にしたのだ。
あわてて頭を低くし、減速する。一瞬遅れて、男が発砲した。威嚇射撃だったのか、弾丸はあさっての方に飛んでいった。
「そんな…あくしょんえいがみたいなこと!?」
さくらはスピードダウンしたバイクの上で唖然となった。男は追跡者を追い払ったと安心したのか、扉を閉めた。
…(中略)…
バンのテイルランプがどんどん遠ざかってゆく。さくらはすぐに気を取り直した。このままではヒメは連れ去られる。それを阻止できるのは自分だけだ。
「弾丸が何よ!」
彼女は恐怖心を振り払おうと、無理して大声を出した。再びバイクを加速。追跡を続行する。
「たかがちっこい鉄の塊じゃない!」
 出現!黙示録大怪獣 文庫版p288-289

「鉛でしょ」