ソフトタッチ・オペレーション

西澤保彦

個人的には久しぶりの西澤。神麻嗣子シリーズの短編集。全体的にはまあ、それなり。

「無為進入」
まったく異なる3人の人のところに超能力で無断進入されているが被害がない話。
推理の組み立て、発展の仕方は面白い。
「闇からの声」
1人称もの。神麻らの面々がほとんど出ず。オチはばればれだが、この手の系統は好みです。
「捕食」
主に保科の泊まった宿の人間の昔話で構成。なぜか自分の手料理を食べた人が奇禍に会う話。
推理としてはあまり。西澤お得意のネタだし。「急な宿で聞く怪談」の系統としてそのような雰囲気は出てたかなと。
「変奏曲<白い密室>」
友人宅で演奏の練習をしようとした面々が不在の友人宅で死体を発見する話。
話としては並以下ですが、それの演出はさすがです。語り手の選択と語りはじめ時点の選択は見事。
「ソフトタッチ・オペレーション」
作者得意の異常なシチュエーションでの話。ある居酒屋で飲んでると、目を覚ますと、そこで主人公(神麻じゃなくてこの短編の)ら3人が地下のシェルターに閉じ込められて、という話。
うーん、並以下。個々の謎および推理はまあ、いいとして、オチや動機や諸々がかみ合ってない。だからなに?見たいな印象を受ける。

川崎フロンターレ-アビスパ福岡

2-1
TVで観戦

アビスパかなりがんばってた。フロンターレの1点目のPKはそれ以前の守備の問題はあるにせよ、あそこまでピンチであればああやってとめるのはしょうがないでしょう。フロンターレ2点目はマンガみたいて面白かった。GKがパンチングしてそれがバーに当たって、それが跳ね返って、そこをつめた敵味方が交錯する、って感じで。

名古屋グランパスエイト-浦和レッズ

1-0
TVで観戦

レッズが相性の悪い場所・相手に相性悪いまま結果になってしまった感じ。
全般的にレッズが押し捲っていたが、前半のワシントンのバーに当たったシュートをはじめ、決定的なチャンスをいくつも作っていたが、きめ切れなかった。後半は楢崎も好セーブ。名古屋も見事にレッズの分厚い攻撃を守りきった。

49節 Away 湘南ベルマーレ

0-2
平塚競技場で観戦

愛媛の勝ち

前半の立ち上がりは中盤のポゼッションがまったくだめで、湘南に攻められまくる展開。前半15分過ぎたあたりから、少し落ち着き始めるが、依然湘南のペース。35分、湘南が攻めてきた穴に赤井が切れ込んで1点目。
後半は中盤のポゼッションも互角に推移できていた。押し込まれるところもあるが、それへのカウンターも随所に見られるようになった。82分、ゴール横まで持っていった者(誰だかわかんなかった)からボールを受けて、菅沼がゴール角に技ありのシュート。2点目。
愛媛は結果としては勝ち点3をとったが、内容的には若干ではあるが湘南がいい内容だったと思う。カウンターサッカーばかりでは、ある程度勝つことはできても、それ以上は上に行かない。それは今年の水戸ホーリーホックの例を見ても分かる。ポゼッションを保って、がんがん攻めるサッカーという意味では今日は湘南の勝ちだったなと思う。
あと、望月監督の起用がだいぶ変わっていた。普段ならベンチに星野・石丸あたりが入っているところを川井光一・広庭。交代も普段なら赤井・濱岡・江後→石丸・千島・永富になるところを江後・濱岡・菅沼→川井・広庭・永富。
特に川井のベンチ入り、ピッチ入りと菅沼の交代には驚いた。なにかあったのか、来期のことを考えてか、気になるところです。(単純に好調なものを引っ張ってきただけの可能性は大ですが)
まあ、でもそのおかげでかなり去年の布陣に近いものを見れたのでそれはそれでいいのかなとも思います。

幕の一番ゴール裏側のまんなからへんにいたおじさんが石橋元監督に似てたような気がするんだけど、別人かなあ。特に誰も声かけてなかったみたいだし。

あと、ドーハに行く高萩選手に寄せ書き。がんばって結果出して来い!


あとは↓のとおり
・アクセス
近くにある印象の割りに、平塚は結構遠い。湘南新宿ラインとか小田急ロマンスカー(藤沢まで)とか考えないと、思ったよりは時間かかる。
駅から競技場までは歩くとそこそこ。レンタサイクル(200円)で行くと便利。ただ、19:00開始のときは返却が間に合わないので注意。

平塚競技場
昔ながらの地方自治体の所有している競技場
↓は練習風景

売店も席も古い。ゴール裏は全部立ち見だし。なんか最近立派なスタジアムばっかり見てるので、ちょっとほっとします。

いや、電光掲示板の最弱はダントツで愛媛だと思っていたので、平塚の貧弱さは仲間ができたようでうれしい。愛媛-湘南は「電光掲示板貧弱ダービー」とか。

・食べ物
貧弱。横浜ドーナツ以外は普通の物しか置いてない。ソフトドリンク(200円)はPETボトルのまま渡してくれるので、競技場内での観戦時にはキャップできて便利。

ちょこッとSister

19話 アイドルの憂鬱

オダエリ仕事ばっくれと真琴と出会う話
この話では原作でもお気に入り
それぞれがリスペクトしている人間と陰ながら出会う話。パラレルな構成になっていてオダエリ→真琴(アリサ)とちょこ→オダエリに出会えるが、それが自慢話になるのでなく、でも、それぞれの心の悩みを解消するのがいいですね。
ラストへのつなぎもありきたりですがいいですね。