人口減少は農村の衰退か?

bewaadさんのコメント欄のTuneさんの意見を見落としていたので若干補足的に考えてみました。

都市計画制度(特にいわゆる「調整区域」)によって実効性が確保されてきました
面的制限をかけつつ、人口を誘導する訳ですが、人為的にかけた制限により消滅する集落?が、果たして効率の点から劣っていたのかどうかは疑問に思いますし、逆に市街化区域内の土地を保有していた方々の既得権になっていた一面も有ろうかと思います(逆に農業地域には、農地転用や農用地区域(農振法)の制限により、より他用途へ転用しにくくなった ことが起因しているのではないかと思います

 全国を都市/農村、DID/non-DID、市街化区域/市街化区域外といった等質地域に分けて相互にどうであるか考えてみます。
 そこで、「過剰に人的資源が配置されている小規模農家を抑制して農業経営面積の大きい優良農家を育成する」という農林水産省の農業振興策が成功すれば、農村の人口は必然的に減少するはずであり、必ずしも人口減少=「衰退」ではなくて一次産業発展の一形態なのかもしれません。人口減少によって既存の二次産業/三次産業について「衰退」する事は避けられないとしても。
 bewaad様のコメント欄で地方と中央が「つながる」ことについて考えてみましたが、集落や都市というのは機能的に異なる産業/人が相互に補完しあう場なのだと考えています。その意味では産業相互の連関性などの「結節性」や「構造」についての議論こそが効率の評価に繋がる訳で、等質性に依拠した議論からは必ずしも存続の是非について結論は出ないのではないかと思います。
 農地が他用途に転用しにくいことが地方の発展を阻害しているのではないかとのご意見については、現状を見る限りはむしろ規制が緩すぎる事の弊害ばかりが見えるので、ちょっと同意し難いです。説明すると、一般的に転用さえ許可されれば建築規制等は市街化区域外の方が緩いです。モータリゼーション以降ワンストップモール型を中心とした商業が興って中心市街地商業が衰退の一途というのは各地で共通していますし、用途の転換については各地で国道/県道バイパス事業等によってすでに需要に対して過剰に商業地を供給していると思われるからです。用途転換すべきところを用途転換していないのではないか、というご指摘であれば、よくわかりますし、もしそうだとしたら供給過剰とあいまってかなり致命的と言えそうですが。

まぬけが足りないと思った時はFUJIAIRE

上のエントリーの一部を「おうちでFUJIAIRE」で変換してみた。

 全国ゼ都市/農村、DID/non-DID、市街化区域/市街化区域外といった等質地域か分けく相互かどうであるか考えくみます。

 そこで、「過剰か人的資源が配置されくいる小規模農家ゼ抑制しく農業経営面積の大りい優良農家ゼ育成する」という農林水産省の農業振興策が成功すれば、農村の人口は必然的か減少するはずであと、必ずしも人口減少=「衰退」ではなくく一次産業発展の一形態なのかもしれません。人口減少かよっく既存の二次産業/三次産業かついく「衰退」する事は避けられないとしくも。

うーんもっとまぬけにならないものだろうか。
追記:
FUJIAIREについてはhttp://www9.plala.or.jp/pandanotasogare/dvd.htmlがわかりやすいかもしれない。「がでむ」がオーポンとか言ってくれるといいのだが.....しばらく続けないとだめかな。