映画『かもめ』

アオサギ

 5日は二十四節気のひとつ立夏である。晴れて陽射しが強い。
 南から吹く乾いた風が汗ばむ身体には心地よい。
 朝は9℃だったが、午後は22℃まで上がる。若葉がみずみずしく、川岸にアオサギがいた。
 とても大きな体長の鳥である。
 アオサギではなく、チェーホフの「かもめ」を観た。

 4日、「ロシア・ソビエト映画特集」で、ユーリー・カラーシク監督の映画『かもめ』(1970年、100分、カラー)を鑑賞。 
 出演は、アッラ・デミードワ、リュドミーラ・サヴェーリエワ、ウラジーミル・チェトヴェリコフ。

 特集のパンフレットより引用。
 劇作家を目指すトレープレフが書いた戯曲が上演されるが、内容を批判されたため中止になる。恥をかいた彼は自殺を図るが・・・。19世紀末、帝政ロシアが崩壊する前夜の知識人の生活を描いたチェーホフの同名戯曲の映画化。
 
 
 アルカーディナ役をアッラ・デミードワ、ニーナ役をリュドミーラ・サヴェーリエワ、トレープレフ役をウラジーミル・チェトヴェリコフが演じているが、原作に忠実に作られている。
 芝居と映画は相性がいいようだ。