本当に必要なものは、残して欲しい。

kuriyamakouji2007-11-17

 赤木智弘キャンペーンブログのコメント欄とか、後藤和智エントリーで、労働政策研究・研究機構(The Japan Institute for Labour Policy and Training)の廃止の動きに断固として反対するとの「独立行政法人労働政策研究・研究機構の存続を求める研究者の会」から厚生労働大臣宛の要望文が掲載されていますね。リンクしておきます。(http://www.jil.go.jp/seisaku/index.htm

competencyとは?

追記:構成を担当したというマイミクさんがコメントで、コンピテンシー採用のすべてを詳細かつわかりやすく説明してくれている本 川上 真史・斎藤 亮三共著『できる人、採れてますか?いまの面接で、「できる人」は見抜けない 』を紹介して下さいました。二代目とか三代目とか、縁故採用とか、天下り採用とか、そういう採用がはじかれる社員採用のノウハウを教える本でしょうね。「人材」への考え方を見直す企業が増えることはいいことです。その他、書名だけで僕なりに気になった本を紹介。
できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けないコンピテンシー面接マニュアル世界で最も賞賛される人事[rakuten:book:11877984:image]
 ある作家がよく書いていることですが、働くことには思想はいらない、コンピテンシー採用は通底するところがあると思う。
 こちらの働くことに関する社会・労働の専門図書館は、先日、第一弾として、『貧困特集』の棚を期間限定で設けていましたが、第二弾は、『成果主義』ですね。会社の人達は、どんな風に、最大限の利潤を上げるために労働を最適化しようとしているのか、クールに分析的に考える一助になる本が並んでいます。でも、気になったのは「コンピテンシー」って言うタイトルが見えるけれど、コンピテンシーって知っていますか?、僕は知らなかった。本のタイトルになっていることは、そんなに専門的な言葉ではないと思うけれど、ペラペラと立ち読みしたら、どうやら、日本型能力主義で言う能力よりは、行動特性に特化したもので、日本の職能給に言う職能とは違う。同じならわざわざ、コンピテンシーっと差異化しなくてもいいわけですが、どうも、専門外の素人が言うので眉唾ものかもしれないが、従来型の職能給とは違う文脈で「成果主義」を考えようとしているみたい。
 船場吉兆の役員がパート従業員がかってにやったとか、そんな責任逃れに終始していますが、コンピテンシー的評価から言えば、行動特性に問題があり、当然、役員はマイナス人事評価になるわけです。