猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 持つ喜び

「手」 紫舟

 山に行けないある休日。
高知市国分川沿いにある
友人のギャラリーにお邪魔しました。
◆輪島塗
 輪島塗師 赤木明登さんの
高知での企画展最終日。
12年前にこのお店で
赤木さんと器に出会いました。
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◆日々の器
 山でも家でも同じ器な私。
12年使っている赤木さんの器は
オーナーの紹介で使い始めた
日々の器です。

毎朝、山下野菜具沢山の
tochiko味噌汁が盛られ
普通に洗って「から拭き」で
良い色合いになってきました。

◆自然素材
 ナイロン、プラスチックなど
化学製品は完成時がもっとも美しく
時と共に劣化していきます。

しかし木、皮、木綿など自然のものは
生まれた時から歳を重ね
深まる味わいと共に
完成に向かう様に感じます。

◆顔が見える
 自然を細工する。
職人は自然と人を繋ぐ
のりしろのような存在。

職人の顔が見える道具に
思い出も刻まれ愛着が湧き
それが「持つ喜び」となる様に感じます。

          春暁やあさき夢見し夢の中  草間時彦