チーム・バチスタの栄光 上・下

著/海堂尊 レーベル/宝島社

本当に今更ですが映画やドラマにもなった人気ミステリーを読みました。
現代医療に蔓延(はびこ)る問題というやや重いテーマのミステリーですが、スタイルはあくまで一人称小説なのでぶっちゃけ普段読んでいるライトノベルと同じように結構お手軽に読めます。違いといえば挿絵が無いのと、内容と言うかクオリティが段違いに高いってことくらいで。あーあとラノベと決定的に違うのは、主人公を盲目的に好きな都合のいいヒロインが出てこないって点かな?
やっぱり最初から『主人公に対してだけ』妄信的なヒロインよりも、互いに隠し事がありながら、もちろんある程度信頼も持ち合いながら、いろいろイベントを進めていく中で本当に心を許せる相手として繋がっていくって方が人間味があって面白いと思うんだよね。この辺、主人公にとって都合のいいヒロイン、又はヒロインにとって都合のいい主人公ばかりなのが現在のラノベの不満点というか、停滞している要因のひとつかなーとも思ったり思わなかったり。
閑話休題
この作者の作品は続編の螺鈿迷宮しか読んだこと無かったんですが、独自エピソードが追加されたドラマより簡潔にまとまってて、ドラマ他の事前情報である程度内容を知ってはいたものの、真新しいミステリーを読んでいるかのようにとても面白く読めました。動機も犯行も、「医療システムと医療人の心理が作り上げた密室」って本質から拡散してしまっていたドラマ版と違って、こっちの原作小説は一貫してたしね。
そんな感じで、この作者ならまず外れはないと思われるので、螺鈿迷宮以外にも続編が幾つか出てるから暇があったら読んでみようと思いました。

ロリコンフェニックス 3

著/松林悟

人気幼女漫画の第3巻にして名目上の最終巻。
昨年の発売後、永らく買っていなかったんですが、今回ゲーマーズのブックフェアがあったために思い出して購入。
ネタ切れ気味なのか、直接的なセクハラに走ってるのがちょっと残念な感じがするものの、それでもフェニックスを更正させるために頑張るまりかちゃん(フェニックスの従兄妹、表紙の子)などの新幼女が登場し、旧スクの水抜き穴にタコさん触手が進入したり、幼女のトイレにハプニング進入しちゃったり、幼女のお尻にウォッシュレットでダイレクトアタックしちゃったりと、妄想をダイレクトに伝える素晴らしい漫画だと思います。
児ポ法が改悪された暁には、すぐに単純所持罪の対象になることでしょう。ちなみに褒めてます。

ロリコンフェニックス 新食感 (角川コミックス ドラゴンJr. 103-4)

ロリコンフェニックス 新食感 (角川コミックス ドラゴンJr. 103-4)

痕〜きずあと〜 1

原作/Leaf 作画/月吉ヒロキ

Leafビジュアルノベルシリーズ第2作が初のコミカライズ。
栄えある作画担当の月吉ヒロキさんは、某アイマス王子曰く結構有名な大人向け漫画家だそうです。
ストーリーはまだ序盤ですが、基本的にゲームをなぞって進行。
それもゲームの雰囲気そのまま、原作の『痕〜きずあと〜』らしさが実によく出てると言うか、痕〜きずあと〜を好きな人が描いてくれてるなーってのがちょっとしたところから凄く伝わってきて、ファンなら買って損は無い、むしろ葉鍵っ子なら全力で買い支えるべきだと思います(`・ω・')キリッ
千鶴さんは冷徹な仮面と普段の可愛い姿、そのどちらも丁寧に描かれてて、
梓は素晴らしい胸の描写に、かおりと一緒にエロ担当(パンツのしわが気合入ってます(`・ω・')キリッ)、
楓ちゃんはちゃんとエディフェルに覚醒してるし(ネタバレなので反転してます)
初音ちゃんは凄く可愛いです(*´ω`*)
いやほんと初音ちゃん可愛いよストライクフリーダムキラヤマト可愛い(*´ω`*)
大人向け雑誌と言うこともアリ、キワドイ描写(初音&楓と一緒にお風呂入る妄想したり、かおりと梓がディープな口付けしながら指を入れてたりと一般紙ではできないことをやってくれてます)も多いから、痕〜きずあと〜好きな人は絶対に買うべき。もう一度原作やりたくなること間違い無し、それくらい完成度の高いコミカライズなのですよ(*´ω`*)

緋弾のアリア 4 堕ちた緋弾(スカーレット)

著/赤松中学 イラスト/こぶいち レーベル/MF文庫J

武力探偵同士が戦うガンアクションものだと思ってたら、超能力戦闘が勝敗を決する人外能力バトルものだったぜ!
呪いで攻撃したり、砂で作ったゴーレムで攻撃したり、魔法で攻撃したり、式紙で攻撃したり、指からなんか凄いビームが出たりと、あれ、俺こんな本読んでたんだっけ・・・( ´∀`)?
っていうかもうこれ普通の武偵いらない子だよね( ´・ω・)
完全な不意打ちでもしない限り勝てる可能性が無い。
遊戯王で言うとヂェミナイ・エルフとメカハンターくらい違う感じ。永遠に超えられないパワー50の壁。
閑話休題
個人的には武偵と同じような職業「エージェント」那須宗一が主人公のleafのROUTES-ルーツ-みたいなのを期待してんだよね。
それがどーしてこーなった(´・ω・`)ショボン
なんか最近ちょっと方向性がずれてきてる感じがします( ´・ω・)
敵のボスも教授(プロフェッサー)なんだけど、シャーロック・ホームズ物で教授と来たらモリアーティの子孫だろ常識的に考えて、とか思ってたら斜め上行き過ぎでポカーンだったし、引っ張りまくってた主人公の兄に関しても、拍子抜けするほどあっさりだったし。
そんなこんなでなんか色々とダメな方向に進んでる感じがしたりしなかったり。
どこかで上手く軌道修正して欲しい。
あ、こぶいちさんの絵は相変わらずとても良かったです。
布切れまとっただけのアリアや、浴衣アリアはとても可愛かった(^-^)
挿絵も含めてラブコメパートは文句無しにいいんだよなぁ・・・・・・主人公も浮気せずにちゃんとアリアだけを見てるし。


ちなみにこれ買ったらMF文庫Jフェアが延長されてまして、1/11完全ランダムで欲しかったけど手に入らず(´・ω・`)ションボリ諦めていたとらのあな限定緋弾のアリア栞をゲットΣ≡  ∈( っ・(ェ)・)っズサーー

完全に諦めてたのでたなぼたラッキー\(^o^)/

えむえむっ!番外編 限界突破の大食い対決!

著/松野秋鳴 イラスト/QP:flapper レーベル/MF文庫J

月間コミックアライブ9月号の付録の、約30ページの描き下ろしミニ小説。
いつもどおりの変態的な内容で、ドM体質を直そうとする美緒を巡って新たなライバル出現!?なお話。嵐子はほとんど出番ありませんでした。
特に伏線や中身のある短編でもないため、特に読まなくても支障はなさそう。
表紙&挿絵1枚、QP:flapper描き下ろしが有るけどね(*´ω`*)

えむえむっ! 7 (MF文庫 J ま 1-10)

えむえむっ! 7 (MF文庫 J ま 1-10)